こんにちは。
肢体不自由と盲目の1級障害を持つ!
ハンディキャップエッセイスト 河和 旦(かわ ただし)です。
始めてこのブログをご覧になった方は、プロフィールもご覧ください。
本日のテーマは、視覚障害者が聞いている【音】についてお話します。
今日の午後、同居中の母親に、訪問看護師さんが様子を見に来てくださいました。
そのとき、母が看護師さんに「胃カメラや大腸カメラの検査は嫌だ」と話していました。
そこで「私はできればMRI検査はやりたくないですね」と話しました。
私を含め、視覚障害者の中には音に敏感な人がいます。
では、なぜ視覚障害者は音に敏感になるのでしょうか。Chat GPTに聞いてみました。
視覚障害者が音に敏感になる理由
視覚障害者が音に敏感になる理由は、主に以下の2つの要因によると考えられます。
感覚代償:
視覚の情報が得られないため、他の感覚、特に聴覚をより頼りにすることで、周囲の環境や状況を把握する必要があります。これは「感覚代償」と呼ばれ、失われた感覚を補うために他の感覚が発達する現象です。つまり、視覚障害者は音を通じて多くの情報を得るため、より微細な音に注意を払うようになり、結果として音に対して敏感になります。訓練と経験:
視覚障害者は日常生活で音による情報を得るために、意識的に聴覚を使う訓練をします。例えば、交通の流れを聞き分ける、人の足音や話し声から人の位置を特定するなど、これらの経験が積み重なることで、彼らの聴覚はより発達し、音に対する感度が高まります。
私は小学生の頃に盲学校で2. の訓練を受けたことがあります。
エレベーターが到着したときのチャイムや音声ガイドに注意を払ったり、交通の流れを聞き分ける訓練など、さまざまなことをしました。
このような経験をしながら、目からの情報を音で補えるようにします。
一般的にMRIは工事現場の音に例えられるぐらいの騒音です。
しかも、そんな音が鳴り続けている狭いトンネルに身体を突っ込まれ、最低15分ぐらいじっとしていなければいけないのです。
視覚障害者と関わる際には、音に対する配慮も必要です。
特に病院などでは検査機器の音など、普段聞かない音をたくさん聞くことになります。そのようなことも患者に説明するなどして、心理的にストレスをかけない配慮なども必要だと感じます。