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身近なケンミンショー

日常の生活範囲の中で見つけた身近にある都道府県や都市にまつわるお話しをゆるーく綴ります

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 身近なケンミンショー、フィナーレとなった。

 残るは大阪府と京都府である。


 この2府は元々身近であるので、周り全てが身近なケンミンショーにあたる。
 それでは面白くないので、少しだけの工夫をしてみた。
 即ち、大阪府については京都府内にあるもので、京都府については大阪府内にあるものでケンミンショーを執り行うことにする。


 先ずは大阪府のケンミンショー(フミンショー)である。


 大阪府にはメジャーな企業が数多くある。
 先ずは大阪市西淀川区歌島に本社を置く、おまけつきキャラメルで有名になった江崎グリコである。

 今もなおポッキーやプリッツで良く知られている。 
 また、道頓堀川に向けた電光グリコ看板で有名でもある。


 グリコと云えば、今から約30年前に社長が誘拐されたことがある。
 他にも森永製菓の関西営業本部や高槻の丸大食品、東大阪のハウス食品工業などが脅迫された。
 グリコ・森永事件として、警察庁の広域重要指定事件となった。


 犯人が「かい人21面相」と名乗ったことから「かい人21面相事件」とも云われる。

 程なく事件は収束したが、犯人が捕まらないまま時効となった事件を思い出す。


 続いて、サントリーである。
 昨年の某公共放送の朝ドラに創業者の鳥井氏が鴨井の名で登場した。
 本社は大阪市の堂島に、最初に開いた醸造所が大阪府三島郡島本町山崎にある。


 当時の工場長の竹鶴政孝(朝ドラでは亀山政春)は後に独立して、北海道余市にニッカウヰスキーを創業したことで良く知られている。


 もう一つ、日清のチキンラーメンである。
 安藤百福氏が今から約60年前にチキンラーメンを開発・発売し、インスタントラーメンの開拓者となった。

 
 他にも大阪発で全国や世界に知られる企業は多いが、ここまでにしておく。


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 さて、次は大阪のお好み焼きである。

 「THFG」というお好み焼きチェーンがある。
 全国で76店舗を商い、創業から60年になるチェーン店である。

 ここの信条はスタッフが最初から最後まで焼くということである。
 客は手出し無用、それで美味しいお好み焼きが出来上がるということになっている。


 「THFG」によると、お好み焼きの御三家は「ぶた玉モダン」、「いか玉モダン」、いか、えび、ぶた、牛肉をミックスした「FG焼き」だそうである。 
 
 大阪の粉モン文化の一角を飾るお好み焼きは、まだまだ健在である。


 次はラーメンである。
 「どうとんぼりKK」というラーメンチェーン店がある。
 東名阪をメインに約40の店舗を構えている。

 現状、大阪一のラーメン店と云われている。

 本社は奈良県に置いているが、当初から大阪を中心に店を展開し、現在も約半数の18店が大阪府内にあるので大阪のラーメン店と云って間違いがない。
 
 KKのラーメンは奈良の天理ラーメンに似ていると云われる。
 白菜などの野菜主流のラーメンであるが、天理ほどの労働者向きの辛さは無く、どちらかと云うとサラリーマンや観光客向きの柔らかい味のラーメンである。


 創業者はホテルのシェフをしていたということで、味にそれなりの技術・工夫を加えてこの味を作り上げたとのことである。
 門外はともかく、店内でもスープのレシピは一部の幹部しか分からないとの厳重な管理体制を敷いていると云われる。


 KKとは神座のことで、客を神に見立て、上座に座る客(即ち神)を表しているのだそうである。
 確かに、神殿を表現したような外観の店舗も見かけたことがあるもある。


 他にも大阪のラーメンはあるのであろうが、府外進出を果たしているラーメン店は少ないのは食道楽の街としては残念なことでもある。