昨年12月12日に、
最後のエアバスA380がテストフライトでレーダーに残した航跡のハートマークが感慨深いです。

(flightradar24より↑)
機体記号はMSN272。
エミレーツ航空に納入されました。

 

A380の生産は終了していますので、これが最後の機体なんですね。
生産終了に至った背景には、航空業界の戦略の変化が影響しているようです。

これは10年前に乗ったルフトハンザのA380↓
デカい飛行機でした。

 

A380が登場する前は、大型旅客機と言えばジャンボジェットことボーイング747でした。
しかし、このジャンボジェット、
もともと、空軍の輸送機のコンペで敗れた機体だったんですね。
(左がコンペに勝ったC-5、右は負けたボーイング747:写真は最新の747-8F)

(Wikipediaより↑)

コックピットが高い位置にあるのは、ノーズドアを設けるためだったようです。

一方のエアバスA380は、はじめから総2階建旅客機として開発されました。
知る限りでは、過去に2度のエンジン爆発事故(カンタスとエールフランス)を起こしていますが、
負傷者を出すような大きな事故は起こしていない安全な機体です。

 

同時期に、ボーイングNLAマクドネル・ダグラス MD-12が計画されてましたが、
実現しませんでした。

 

これから先、

CO2排出量や業界のニーズなどから、A380のような超大型機が現れるかどうかはわかりませんが、より効率がいい旅客機の形態が模索されているようです。

(CNNより↓)

(Esquireより↓)

 

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