ビックリなことに、
長編ブログを書いて、さぁ、アップだーと思ったところで、全部消えてしまいました![]()
すごく切ないです![]()
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あまりにも長かったので、短くしなさいということでしょうか・・・
さて、
ようやくようやく、バイヤーの投票ページに写真をアップしました~~~![]()
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この写真アップ・・・
パソコン使い慣れてる人には朝飯前のことでしょうが、
機械オンチの人間がどれほど苦戦したことか・・・![]()
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アップに数日かかってしまいました。。。
いろいろ助けてくれた友達が天使に見えたのは言うまでもありません。
散々迷って決めたのがこの写真です。
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左からMoli、Andrew、Salehです。
みんなサウジアラビア人。
Moliは今ニュージーランドのリンカーン大学の学生で、私がニュージーランドにいるときに、
同じフラットにほかのサウジボーイ3人とあわせて5人で住んでいました。
実は今年、日本に来ました。
その際、観光ビザをとるのに、日本人の紹介状が必要ということで、
私は、生まれて初めて日本大使館宛てになぜか英文の紹介状と監督責任の誓約書のようなものを書きました。
とってもいい勉強になったのを覚えています。
AndrewとSalehもニュージーランドで出会った大切な友達ですが、二人は帰国しました。
Andrewは私に水タバコを教えてくれた人です。
リンゴ
かなにか果物を使っているので、匂いがとっても甘いんですね![]()
Moliは大学生だからわからないけど、
ふたりは帰国しているので、もしバイヤーとなって中東にいけるとしたら、
必ず会えるものと信じています。
でも。
ルートを見た人はご存じのように、私はサウジアラビアをルートに入れていません。
ルートには隣国のアラブ首長国連邦をいれました。
もちろん、
今回のような機会がなければ、サウジアラビアには入国すら困難なことをよく知っているので、
彼らの国に行くことは願ってもいないチャンスですし、
行きたい気持ちはもうあふれんばかりです。
それでもサウジアラビアを選ばなかったのは、
前々から行ってみたかったドバイが訪問都市から近いからとか、そういう観光目的の理由ではなく、
今回の募集が、雑貨バイヤー募集だったからです。
なぜ、サウジアラビアではいけなかったのかというと、
厳粛なイスラム教国家だからです。
ここで、ひとつ加えておきますが、
私はアンチイスラム教ではありませんし、宗教への偏見や差別の目を持たないようにしているつもりです。
でなければ、彼らと数カ月とはいっても、一緒に暮らすことはできなかったと思います。
話を戻します。
イスラム教といえば、飲酒や豚食の禁止が有名ですが、
婚前の男女の関係を持つことも禁止されています。
もちろん、禁止といったって、
例えば、マレーシアのように比較的規律の緩やかな国もあります。
それでも、マレーシアでイスラム教徒の女性がビールをクラブで飲んだとかで、
宗教警察につかまってムチ打ちの刑にあったというのは今年に入っても数回ニュースになっています。
サウジアラビアには聖地メッカがあります。
イスラム教発祥の国です。
宗教の規律がそのまま法律になっているこの国では、
国内でお酒を見ることはないそうです。
男女関係にいたっては、レストランはもちろんのこと、結婚式でさえ男女別になっています。
同じイスラム国家でも、
カジュアルな服装の教徒が多くなってきているエジプトと違い、
サウジアラビアでは、女性はアバーヤという全身を覆う黒い服を着、顔も頭も隠すことが義務付けられています。
これは、(男性から)女性を保護するためだといわれていますが、
そんな背景もあって、(例外はありますが)独身の女性はサウジアラビアに入国できないんですね。
そんなわけで、婚前の男女が一緒に歩いていたり、
もし手をつないで歩いた日にはとんでもない騒ぎになるそうです。
公衆の面前でキスなんてしたら捕まってしまうらしく・・・。
サウジアラビア人の男友達と女である私が、サウジアラビアで一緒に行動することが困難なことがお分かりいただけましたでしょか・・・。
一人で行って、自分の力でチャレンジするのもまた魅力的なこと![]()
でも、せっかく友達がいて、彼らに会わずに通り過ぎるなんてできません![]()
それに、ネイティブスピーカーと一緒なら言語の心配もなくなります![]()
生のアラビア語と過ごした5カ月、アラビア語の発音の難しさはよくわかっています。
「カオリにはアラビア語はムリだよ。日本語にはない発音ばかりで難しすぎる」
って言われても、くいさがって、教えてもらっていました。
ひとつ発音を覚えたら、みんな自分のことのように喜んでくれて、次々に教えてくれたけど、
「カオリ、僕たちはカオリのアラビア語をわかってあげられるけど、現地では厳しいと思うよ」。
実際、カタカナでもアルファベットでも書きようがない発音ばかり![]()
新しい言語を覚えるのは楽しかったけど、今回は観光じゃなくて、仕事ですから。
ただ、「行ってみたい」 だけじゃ、いけないんですよ。
短い日数で買い付けるとは言っても、
代表して雑貨を買い付けにいくのですから、
ただふらっと回って気になったものを買うだけじゃ、納得いきません。
彼らの協力があれば、自分の足だけでまわるより、たくさん、いい雑貨屋さんを見つけられるのは明らか。
通常、値切ってナンボらしいので、そのあたりも頼ることができます。
もちろん使い方がわからない雑貨も、
身振りに加えて、アラビア語じゃない、英語という言語で教えてもらうことができます。
そうなるとやっぱり、彼らを頼らずにはいられません。
だったら隣国に行けばいいんじゃん![]()
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Moliが言ってました。
「カオリがボクに日本を案内してくれたように、カオリがこっちに来ることがあったら、ドバイでもどこでもカオリのために案内するよ。ドバイまでは車で10時間でいけるから」
Salehも帰国前日、
今生の別れの予感がして号泣する私にこう言ってくれました。
「カオリ、ボクはサウジアラビアに帰るけど、カオリがサウジアラビアに来ることはできないけど、カオリがアラブ首長国連邦まで来てくれたら、ボクは絶対カオリに会いにいくからね。そこでなら会えるからね。」
どれくらいこの話に信ぴょう性があると思ってもらえるか分りませんが、
日本だったら、社交辞令に聞こえそうな話かもしれませんが、
彼はほんとうにウェルカムな人たちだから、
本当にバイヤーになれたとして、中東にはなんの不安もありません。
むしろ楽しみしかありません![]()
彼らのウェルカムの精神は、本当に尊敬してしまうくらいです。
私ひとりだったら素通りしてしまうようなお店や雑貨も、
そんな彼らと一緒であったら、
見逃すはずはないとおもいます。
さらに、
今回の、個人的な目的のである
他文化への理解をより深められるとおもいます。
これが、
私がこの写真を選んだ理由であり、
ルートの中で力を入れる国として、アラブ首長国連邦を選んだ理由です。
かたいブログになっちゃった![]()
