おはようございます。
シニア産業カウンセラー中島です。
1月から始まった幸せ実践塾。
2月の「幸せ循環をつくるやさしい心理学講座」の、
日程と場所、変更のお知らせです。
2月18日木曜日 10時~1時まで。
場所 カウンセリングルーム あづまや
まだ、2名ほど受け付けできますので、よかったらどうぞ
お茶とお菓子をつまみながら、楽しく学び、暖かい仲間が出来る、和気あいあいとした講座です
幸せ実践塾の2月、3月講座は、
幸せ循環をつくる「こころをつなぐ傾聴術」です。
まだ募集中です。コチラ
http://www.azumaya-room.jp/koza/index.html
ところで、みなさんは、
1月31日の夜、NHKスペシャルをご覧になりましたか?
「日本のママたちが非常事態~最新科学で迫る日本の子育て~~」
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160131
子育て中のママ達を襲う産後うつ。
今、子育てに不安や、孤独を感じているママは、
日本では、7割にも上るそうです。
番組では、
「子育て中、夜泣きする子どもに対して、
私の育て方が悪いんじゃないか?」
「子育て中、2歳ぐらいから始まるイヤイヤ期。
うちの子だけオカしいのじゃないか?
私の育て方が悪いんじゃないか?」
・・・誰にも相談できず、
不安や、孤独感に襲われるママたち。
そして、そんな不安や孤独感を分かって欲しい夫に対しては、
「子育て中、夫に対してイライラしたり、ささいな事でムカっとしてしまう」
今のママでないー昔ママだった私もそうでした。
「そうそう、私もそうだった・・・」
「そうそう、すごく孤独や不安を抱えてた」
「辛かったなあ~~」
「子どもは可愛かったけど、ほんとうに辛かったよ~~」
と、
共感しながら、観ました。
とくに、子どもが幼稚園に上がる迄の子育ては、
孤独や不安との闘いのように感じました。
16年まえに、カウンセラーになりたいと思ったのも、
自分自身が辛かった経験から、
子育て中のお母さんのサポートができたらなあ~~、と思ったのがキッカケなんですね。
幼稚園にあがるまでは、
お母さんたちとの交流もなく、
子どもと二人だけの密室の中で、
社会から孤立したような孤独感。
毎日、毎日、家の中で、子どもと二人っきりで、
同じような毎日の繰り返し。
ほっとする間もなく、いつもいつも寝不足状態。
帰宅の遅い夫は、あてにならず。
30年前は、夫の子育て参加はほとんど無いに等しい時代でした。
子どもが可愛い反面、イライラ。
夫にもイライラ。
そして、
こんなことで悩んでいるのは、自分の甘えかな・・・
誰だって同じように子育てしているのに、自分だけ悩んでいるのかな?
自分を責めていました。
番組では、
ママ達が、どうして不安や、孤独感、イライラに襲われるのか?
科学的根拠に基づいて解明していく内容でした。
女性は妊娠すると、エストロゲンという女性ホルモンがたくさん分泌されます。
しかし、出産と同時に、エストロゲンの分泌がガクンとさがります。
エストロゲンがガクンと下がると、不安や孤独感がわき起こるのです。
え??子育てしなくちゃいけないのに、そんな仕組みになっていたら困るんじゃないの???
なんで困るような仕組みになっているの?
なんで、急激にエストロゲンが下がるような仕組みになっているの?
それには深~~~いワケがあったんです。
類人猿からホモサピエンスに進化する分かれ道で大きな違いが生まれたそうです。
人類にもっとも近いチンパンジーの子育てを観察すると、チンパンジーの子育ては、人間の子育てとそっくりです。
お母さんチンパンジーは、5年間つきっきりで子育てします。
5年間ぐらいは、一匹の子どもの世話につきっきりなので、チンパンジーは5年間に1匹ずつくらいしか妊娠、出産をしないそうです。
ところが、人間は、子孫を残すために、
毎年、毎年子どもを妊娠して出産できるようになりました。
チンパンジーとは大きな違いです。
毎年子どもを次々と生めるように進化した人間にとって、
次々と生まれる子どもを、たった一人のお母さんが子育てをすることは困難です。
そこで、人間は、集団の中で、他人の助けをかりながら子育てをする仕組みを必要としました。
出産直後に、エストロゲンの分泌をガクンと下げることで、孤独や不安を感じ、群れ(集団の中)で子育てをしたくなる仕組みになったのです。
こうした長い進化の課程で、
人間が獲得した身体のシステムによって、子どもを毎年産み、育てることを可能にしました。
今もずっとそのまま私たちの身体に受け継がれています。
出産したら自動的に孤独や不安を感じる身体のシステムを身につけた人間は、群れ(集団)の中で、他者のサポートを得ながら子育てをすることが適しているのにもかかわらず、
現代は孤立化した核家族の形態の中で子育てをするようになりました。
ですから、孤独感や不安が、より一層強くなるのは当然ですね。
孤独や不安を感じるようにできている身体のシステムなのですから、ママが一人で子育てをすれば、よけいに不安や孤独に襲われてしまいますね。
都会の中の、小さなマンションの一室で子育てをする現代の私たちが、孤独感や、不安が大きくなっても当たり前のことですし、
とくに、第一子となれば、初めての子育て、そして、上の子どもを通じて知り合ったママ友もいない。
実家から遠く離れていれば先輩ママのサポートも受けられない。
不安や孤独感がますます募って来て、
産後うつの方が増えるのも当然だと感じます。
日本が核家族化してきたのは、せいぜいこの100年くらいです。
私の幼いときは、まだまだ田舎は大家族でした。
お婆ちゃん、お爺ちゃんも子どもの世話をし、
お母さんもサポートを受けながら子育てをし、
また、子育てだけしているわけにはいかず、
家事や、農作業など、大家族の中で他の役割を担っていました。
そうした家族形態は、じつは、人間が身につけたシステムには合っていたわけです。
さらに、産後に、
ママ達が、夫に対してイライラして、
出産後に離婚の危機が急増するのも、
分泌されるホルモンに関係していました。
赤ちゃんの出産や、授乳のときに脳内では、オキシトシンという物質が分泌されます。
このオキシトシンは、脳下垂体後葉から分泌されるホルモンの一種で、愛情ホルモンとも呼ばれています。
出産の子宮の収縮や、乳腺の収縮にも関係しますし、お母さんが、赤ちゃんをだっこしたり、お乳を飲ませているときには、このオキシトシンが分泌されて幸せ感情が湧き出てきます。
赤ちゃんとお母さんの愛着を深めるためには大切なホルモンなんですね。
ところが、このオキシトシン。
幸せ感情だけでなく、攻撃性も生み出す仕組みを持っています。
自分の子どもを敵から守るために、
少しでも、自分の子どもに対して危険を感じたときに、
敵に対して、攻撃心が湧く作用があるそうです。
よく出来ているシステムである反面、夫にとっては厄介ですね
ですから、
お父さんが、不慣れな手つきでだっこしたり、
ミルクを飲ませたり、オムツを替えたりすると、
イラっとしたり、
そうじゃないでしょ!!っと、
ムカっとしやすいのです。
お母さんたちのストレス状態を計測すると、
お母さんたちは、ほぼ一日中、高いストレスを感じながら育児をしています。
ママ達は、ほんとうに頑張っています。
息を抜く暇がないんですね。
しかしその一日の中でも、ストレスが低くなる時が、数回あります。
ママが赤ちゃんに授乳しているときです。
まさに、オキシトシンが分泌されています。
そして、他にもあります。
それは、
パパが、ママの話を耳を傾けて、よ~~く聴いてあげているとき、
奥さんのストレス度はグンと低くなっていました。
ママに限らず、世の中の女性は、
自分の話を、自分の身になってよ~~~く耳を傾けて、聴いてもらえると、
大切にされている。
愛されていると。
と感じるんです。
男性は、すぐに答えを出してあげなくちゃ・・・とか、
解決してあげないと・・・・と、
性急に話を切り上げたり、
逆にイライラして、
「俺にどうしろというんだよ」と言ってしまいがちですが、
女性は、どうにかして欲しいとは思っていなくて、
ただただ、聴いて欲しいし、
分かって欲しいだけなんです。
このことは、年代を問わず、
若い世代から、高齢者までの、男女間のズレです。
喧嘩の要因の一つです。
ぜひ、覚えておいてくださいね。
オキシトシンは、愛情ホルモン。
愛着ホルモンです。
子育てだけではなく、
男女の愛情も深めるホルモンですから、
男性が女性の話を、相手の身になって親身に耳を傾けて聴くことで、
奥さんの満足度が上がります。
番組では、
他に、2歳時のイライラ期について、
夜泣きについてなどについて、
2歳児というのは、まだまだ我慢をすることができる前頭葉の部分が発達していない時期なので、どうしても「イヤ、イヤ」とか我慢ができない時期なのです。
また、新生児の夜泣きについては、妊娠中に胎児は夜中に目をさましていることが多く、その習慣が残っているのです。
胎児のころ、お母さんの血液を通して、栄養や酸素を取り込んでいたので、お母さんの母体を疲れさせないように、お母さんが睡眠をとっている夜に目をさまして、栄養を吸収していた名残が残っているのです。
ですから、夜泣きについても、
2歳児のイヤイヤ期についても、
ず~~~と延々に続く訳ではなく、
ある意味、順調な発達途上の中で、発現することであると分かっていると、ずいぶん気楽になりますね。
私も、遠い昔の子育てを振り返りながら、
育児書を片手に、ん~~~~??っと唸りながら、
育児をしていたことがあります。
ただ、そのときにどのような育児書を選ぶかで、
随分と育児についての構え方が違ってくるように感じます。
私はどちらかというと、
アバウト育児書を好んで選択して読んでいました。
アバウト育児書??って?
肩の力が抜けるような育児書を選んでいました。
それは、キッチリと「こうでないとダメ」という育児書ではなく、
子どもは、こうでもあるし、こうでないところもある。
「子どもはみんな違うのだよ。一人として全く同じ発達、成長はないのだよ。神経質にならないで」
「ま、お母さん、そこは一つそうキリキリしないで、肩の力を抜いて。そう、お母さんがキリキリすると、子どももキリキリするよ」
って感じの育児書です(笑)
お母さんが大らかに、そして、目の前の子どもと対話しながら、触れながら、子どもから感じていくことですよ・・・
そんなたぐいの本が好きで、そんなアバウト姿勢の小児科医の先生の本を好んで読んでいました。
NHKの番組を見終わって感じたのは、
子育てのママに限らず、
人間は、
生まれてから、亡くなるまで、
一生涯を通して、社会的動物であるということです。
人はどこかに孤独を抱えて生きていますが、
人は孤独を一人で抱えて生きていくことはできない。
人は孤独であるけど、孤立したら生きてはいけない。
人はそれぞれの孤独を抱えながら、お互いの孤独を共有し合い、
人と人は繋がり合い、慈しみ合い、そして、助け合いながら、愛を育んでいくことがどうしても必要。
どんな世代にも、どのような立場でも、すべての人に必要なものは、
暖かく純粋な人と人のつながりが大切です。
あなたにとって大切な人は誰ですか?
大切な人にどんなメッセージを送りますか?
ぜひ今日実行してみてください。
あなたが大好きって言えると素敵ですね
カウンセリングルーム あづまや
http://www.azumaya-room.jp/index.html
シニア産業カウンセラー中島です。
1月から始まった幸せ実践塾。
2月の「幸せ循環をつくるやさしい心理学講座」の、
日程と場所、変更のお知らせです。
2月18日木曜日 10時~1時まで。
場所 カウンセリングルーム あづまや
まだ、2名ほど受け付けできますので、よかったらどうぞ
お茶とお菓子をつまみながら、楽しく学び、暖かい仲間が出来る、和気あいあいとした講座です
幸せ実践塾の2月、3月講座は、
幸せ循環をつくる「こころをつなぐ傾聴術」です。
まだ募集中です。コチラ
http://www.azumaya-room.jp/koza/index.html
ところで、みなさんは、
1月31日の夜、NHKスペシャルをご覧になりましたか?
「日本のママたちが非常事態~最新科学で迫る日本の子育て~~」
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160131
子育て中のママ達を襲う産後うつ。
今、子育てに不安や、孤独を感じているママは、
日本では、7割にも上るそうです。
番組では、
「子育て中、夜泣きする子どもに対して、
私の育て方が悪いんじゃないか?」
「子育て中、2歳ぐらいから始まるイヤイヤ期。
うちの子だけオカしいのじゃないか?
私の育て方が悪いんじゃないか?」
・・・誰にも相談できず、
不安や、孤独感に襲われるママたち。
そして、そんな不安や孤独感を分かって欲しい夫に対しては、
「子育て中、夫に対してイライラしたり、ささいな事でムカっとしてしまう」
今のママでないー昔ママだった私もそうでした。
「そうそう、私もそうだった・・・」
「そうそう、すごく孤独や不安を抱えてた」
「辛かったなあ~~」
「子どもは可愛かったけど、ほんとうに辛かったよ~~」
と、
共感しながら、観ました。
とくに、子どもが幼稚園に上がる迄の子育ては、
孤独や不安との闘いのように感じました。
16年まえに、カウンセラーになりたいと思ったのも、
自分自身が辛かった経験から、
子育て中のお母さんのサポートができたらなあ~~、と思ったのがキッカケなんですね。
幼稚園にあがるまでは、
お母さんたちとの交流もなく、
子どもと二人だけの密室の中で、
社会から孤立したような孤独感。
毎日、毎日、家の中で、子どもと二人っきりで、
同じような毎日の繰り返し。
ほっとする間もなく、いつもいつも寝不足状態。
帰宅の遅い夫は、あてにならず。
30年前は、夫の子育て参加はほとんど無いに等しい時代でした。
子どもが可愛い反面、イライラ。
夫にもイライラ。
そして、
こんなことで悩んでいるのは、自分の甘えかな・・・
誰だって同じように子育てしているのに、自分だけ悩んでいるのかな?
自分を責めていました。
番組では、
ママ達が、どうして不安や、孤独感、イライラに襲われるのか?
科学的根拠に基づいて解明していく内容でした。
女性は妊娠すると、エストロゲンという女性ホルモンがたくさん分泌されます。
しかし、出産と同時に、エストロゲンの分泌がガクンとさがります。
エストロゲンがガクンと下がると、不安や孤独感がわき起こるのです。
え??子育てしなくちゃいけないのに、そんな仕組みになっていたら困るんじゃないの???
なんで困るような仕組みになっているの?
なんで、急激にエストロゲンが下がるような仕組みになっているの?
それには深~~~いワケがあったんです。
類人猿からホモサピエンスに進化する分かれ道で大きな違いが生まれたそうです。
人類にもっとも近いチンパンジーの子育てを観察すると、チンパンジーの子育ては、人間の子育てとそっくりです。
お母さんチンパンジーは、5年間つきっきりで子育てします。
5年間ぐらいは、一匹の子どもの世話につきっきりなので、チンパンジーは5年間に1匹ずつくらいしか妊娠、出産をしないそうです。
ところが、人間は、子孫を残すために、
毎年、毎年子どもを妊娠して出産できるようになりました。
チンパンジーとは大きな違いです。
毎年子どもを次々と生めるように進化した人間にとって、
次々と生まれる子どもを、たった一人のお母さんが子育てをすることは困難です。
そこで、人間は、集団の中で、他人の助けをかりながら子育てをする仕組みを必要としました。
出産直後に、エストロゲンの分泌をガクンと下げることで、孤独や不安を感じ、群れ(集団の中)で子育てをしたくなる仕組みになったのです。
こうした長い進化の課程で、
人間が獲得した身体のシステムによって、子どもを毎年産み、育てることを可能にしました。
今もずっとそのまま私たちの身体に受け継がれています。
出産したら自動的に孤独や不安を感じる身体のシステムを身につけた人間は、群れ(集団)の中で、他者のサポートを得ながら子育てをすることが適しているのにもかかわらず、
現代は孤立化した核家族の形態の中で子育てをするようになりました。
ですから、孤独感や不安が、より一層強くなるのは当然ですね。
孤独や不安を感じるようにできている身体のシステムなのですから、ママが一人で子育てをすれば、よけいに不安や孤独に襲われてしまいますね。
都会の中の、小さなマンションの一室で子育てをする現代の私たちが、孤独感や、不安が大きくなっても当たり前のことですし、
とくに、第一子となれば、初めての子育て、そして、上の子どもを通じて知り合ったママ友もいない。
実家から遠く離れていれば先輩ママのサポートも受けられない。
不安や孤独感がますます募って来て、
産後うつの方が増えるのも当然だと感じます。
日本が核家族化してきたのは、せいぜいこの100年くらいです。
私の幼いときは、まだまだ田舎は大家族でした。
お婆ちゃん、お爺ちゃんも子どもの世話をし、
お母さんもサポートを受けながら子育てをし、
また、子育てだけしているわけにはいかず、
家事や、農作業など、大家族の中で他の役割を担っていました。
そうした家族形態は、じつは、人間が身につけたシステムには合っていたわけです。
さらに、産後に、
ママ達が、夫に対してイライラして、
出産後に離婚の危機が急増するのも、
分泌されるホルモンに関係していました。
赤ちゃんの出産や、授乳のときに脳内では、オキシトシンという物質が分泌されます。
このオキシトシンは、脳下垂体後葉から分泌されるホルモンの一種で、愛情ホルモンとも呼ばれています。
出産の子宮の収縮や、乳腺の収縮にも関係しますし、お母さんが、赤ちゃんをだっこしたり、お乳を飲ませているときには、このオキシトシンが分泌されて幸せ感情が湧き出てきます。
赤ちゃんとお母さんの愛着を深めるためには大切なホルモンなんですね。
ところが、このオキシトシン。
幸せ感情だけでなく、攻撃性も生み出す仕組みを持っています。
自分の子どもを敵から守るために、
少しでも、自分の子どもに対して危険を感じたときに、
敵に対して、攻撃心が湧く作用があるそうです。
よく出来ているシステムである反面、夫にとっては厄介ですね
ですから、
お父さんが、不慣れな手つきでだっこしたり、
ミルクを飲ませたり、オムツを替えたりすると、
イラっとしたり、
そうじゃないでしょ!!っと、
ムカっとしやすいのです。
お母さんたちのストレス状態を計測すると、
お母さんたちは、ほぼ一日中、高いストレスを感じながら育児をしています。
ママ達は、ほんとうに頑張っています。
息を抜く暇がないんですね。
しかしその一日の中でも、ストレスが低くなる時が、数回あります。
ママが赤ちゃんに授乳しているときです。
まさに、オキシトシンが分泌されています。
そして、他にもあります。
それは、
パパが、ママの話を耳を傾けて、よ~~く聴いてあげているとき、
奥さんのストレス度はグンと低くなっていました。
ママに限らず、世の中の女性は、
自分の話を、自分の身になってよ~~~く耳を傾けて、聴いてもらえると、
大切にされている。
愛されていると。
と感じるんです。
男性は、すぐに答えを出してあげなくちゃ・・・とか、
解決してあげないと・・・・と、
性急に話を切り上げたり、
逆にイライラして、
「俺にどうしろというんだよ」と言ってしまいがちですが、
女性は、どうにかして欲しいとは思っていなくて、
ただただ、聴いて欲しいし、
分かって欲しいだけなんです。
このことは、年代を問わず、
若い世代から、高齢者までの、男女間のズレです。
喧嘩の要因の一つです。
ぜひ、覚えておいてくださいね。
オキシトシンは、愛情ホルモン。
愛着ホルモンです。
子育てだけではなく、
男女の愛情も深めるホルモンですから、
男性が女性の話を、相手の身になって親身に耳を傾けて聴くことで、
奥さんの満足度が上がります。
番組では、
他に、2歳時のイライラ期について、
夜泣きについてなどについて、
2歳児というのは、まだまだ我慢をすることができる前頭葉の部分が発達していない時期なので、どうしても「イヤ、イヤ」とか我慢ができない時期なのです。
また、新生児の夜泣きについては、妊娠中に胎児は夜中に目をさましていることが多く、その習慣が残っているのです。
胎児のころ、お母さんの血液を通して、栄養や酸素を取り込んでいたので、お母さんの母体を疲れさせないように、お母さんが睡眠をとっている夜に目をさまして、栄養を吸収していた名残が残っているのです。
ですから、夜泣きについても、
2歳児のイヤイヤ期についても、
ず~~~と延々に続く訳ではなく、
ある意味、順調な発達途上の中で、発現することであると分かっていると、ずいぶん気楽になりますね。
私も、遠い昔の子育てを振り返りながら、
育児書を片手に、ん~~~~??っと唸りながら、
育児をしていたことがあります。
ただ、そのときにどのような育児書を選ぶかで、
随分と育児についての構え方が違ってくるように感じます。
私はどちらかというと、
アバウト育児書を好んで選択して読んでいました。
アバウト育児書??って?
肩の力が抜けるような育児書を選んでいました。
それは、キッチリと「こうでないとダメ」という育児書ではなく、
子どもは、こうでもあるし、こうでないところもある。
「子どもはみんな違うのだよ。一人として全く同じ発達、成長はないのだよ。神経質にならないで」
「ま、お母さん、そこは一つそうキリキリしないで、肩の力を抜いて。そう、お母さんがキリキリすると、子どももキリキリするよ」
って感じの育児書です(笑)
お母さんが大らかに、そして、目の前の子どもと対話しながら、触れながら、子どもから感じていくことですよ・・・
そんなたぐいの本が好きで、そんなアバウト姿勢の小児科医の先生の本を好んで読んでいました。
NHKの番組を見終わって感じたのは、
子育てのママに限らず、
人間は、
生まれてから、亡くなるまで、
一生涯を通して、社会的動物であるということです。
人はどこかに孤独を抱えて生きていますが、
人は孤独を一人で抱えて生きていくことはできない。
人は孤独であるけど、孤立したら生きてはいけない。
人はそれぞれの孤独を抱えながら、お互いの孤独を共有し合い、
人と人は繋がり合い、慈しみ合い、そして、助け合いながら、愛を育んでいくことがどうしても必要。
どんな世代にも、どのような立場でも、すべての人に必要なものは、
暖かく純粋な人と人のつながりが大切です。
あなたにとって大切な人は誰ですか?
大切な人にどんなメッセージを送りますか?
ぜひ今日実行してみてください。
あなたが大好きって言えると素敵ですね
カウンセリングルーム あづまや
http://www.azumaya-room.jp/index.html