こんばんは。
シニア産業カウンセラー中島知賀です。

市民講座1回目終了しました。


心は意志の力ではどうにもならないものである。

心は、理屈ではどうにもならないものである。

心はコントロールしようとすればするほど、こうならねば、こうしなければと、縛られて苦しくなるもの。

心は、どうにかしようとすればするほど、どうにもならない事実に直面して、余計に苦しくなるもの。

心を、ポジティブにポジティブにしようとすればするほど、ネガティヴな部分を責めたてて苦しくなるもの。


心は、感情でできている。

感情は、意志とは無関係に、勝手に自然に湧いてくるもの。


自然に湧き出る悲しみや、苦しみの泉の水は、湧き出るままに、流れるままに任せて、ひとすじの小さなせせらぎになり、やがて小川になり、そして川になる。

川になったときに、苦しみや悲しみは、穏やかな暖かい喜びに変化している。


心は、意志の力ではどうにもならないからこそ、深く深く自分の心の中に流れる感情に身を任せ、味わい、抱え続けることで、悲しみは、喜びに、苦しみは幸せに、憎しみは愛に変化する。


心は、意志の力ではどうにもならないもの。

こんなことを、一般市民講座の参加者の方々。年齢層も60代以上が3分の1の方に、心の在り方を伝える難しさを実感した一日でした。