三谷幸喜の作品 90ミニッツを見ました


タイトル通り90分の芝居です


出演は整形外科副部長 西村 雅彦

    

     子供の父親   近藤 芳正


二人のみの芝居です


ストーリーは子供が事故で病院に運ばれてきました

緊急手術が必要な緊張感のある設定です


ところが父親はある主義(宗教ではないと言い張る)から

さる宗教への気遣いですかね


手術の同意書への署名を拒む


ここから延々と「する」「しない」の堂々巡りです

これを90分やり続けるのです

この辺りは三谷作品のうまさで話は進みます


しかし、二人芝居なので場面の転換はなし

せりふ、言葉の応酬のみ


二人の掛け合いがもう一つ面白くない

情景がうまく浮かんでこない


ラジオの朗読劇であれば、なんとかして、その情景を作ってくる

聴いてる方、そのが浮かんでくる


二人が目の前にいるので単純な情景しか浮かんでこない

もっとラジオの朗読劇をようなセリフ回しが聴きたかった


そして、この堂々巡りは、居間の日本の決められない政治、社会を皮肉っているのかな

と思ってると最後はめでたし、メデタシ


なんだ!そりゃぁ!!


結論 三谷作品としては不満足!!


それと、二人ともゆるキャラで来てるのだから

ウィットの利いたセリフ、芝居が見たかった。


それと天から滴り落ちる水

これが時々変な揺れ方をする

気に入らない

透明な何かをたらしそれに水をしたり落とさせた方が良いし

照明で色をつけても面白かったと思う