私は昔から勉強ができなくて、知識を機械的にインプットし、アウトプットしていく事が苦手で、本当に賢い事はどう言う事かという事に興味があった。この本はそんな人生の命題のヒントをという気持ちで手に取った。



本物の知性とは、あくまで思考法のことだ。とし、人は演繹、帰納、類推、実体、意味、証拠の思考法があり、人の思考は、持ち主を問わず、基本的に同じ構造をしている。この気づきからすべては始まったのである。

などと述べるようにアリストテレスや、ギリシャの昔の哲学者などを引き出し、さまざまな思考法について論じている。




人が、何らかの物事を「良い」と言うとき、その意味するところは「良いと思う理由がある」ということだ。



など興味深い部分はあったものの、難解であまり全体を把握できなかった。最近は読みやすい本を選び読んでいたきらいがあったので久々のヘビーな本。しかし、読み落とせなかった分、大切な事が隠されている気がするので、また再度読みをしたいと思う。