夢をかなえるゾウシリーズは好きで全部読んでいる。1から順番に読んだわけではないが、4はたまたま私が読みたい内容っぽくなかった事、なんの本を読もうかなーと思って何となくゾウシリーズ良かったなと思った事もあって4を読んだ。



しかし、読んでみるとゾウシリーズの中で1番感動した。読んでいて実際に涙を流す本は少ないが、この本は違った。今日も仕事帰りのバスの中で涙を流した。登場してくる人物の思い、ゾウの神様ガネーシャの懐の深さの描写や、死神や釈迦の存在。それぞれのミスマッチと思えるようなやりとりがどこか愛くるしく感じるし、その愛くるしいやりとりが身近に感じる。しかし、それぞれには意味があり最後には感動という贈り物という形で締めくくる。



著者の優しさと視野の広さ、独自性が伝わってくる素敵な本だと思う。




実際にこのシリーズは、こういう風にするといいよという教えのハードルの高すぎないところも魅力的でこのシリーズにはいい意味でよく動かされた。このような本に影響されて動くことは継続する事で意味を強く発揮すると思う。しかし、私は色々な本を読み進め、その都度いい部分を取り入れて動くので、一つの事柄をずっと継続とは遠いところにはいるが、人生に煮詰まった時には再度見返して大切なことは何か、ということをもう一度振り返りたいなと思う一冊。