こんにちは！

今日は、よくあるお悩み相談について、お届けします

わが子が自己採点したノートを見て愕然

「自己採点、なんでこんなに甘いのよ！」
「いい加減自分でできるようになってほしいのに」

「やっぱり親が全部やるしかない？」

自分で採点して毎日がんばっているな～と思っていたのに、ちらっと演習ノートを見たら…

この自己採点の甘さは何

これで力がつくわけない

やっぱり小学生に自己採点は無理

親が全部採点して厳しくチェックするしかないのかな

どうすればいいのでしょうか

🌸2段階採点のススメ🌸

自己採点の甘さはなかなか頭の痛い問題ですが、あるあるですよね…

というのも、大前提として、「子どもの自己採点は甘いもの」だからです

作業的に丸写しして、〇にしちゃう子だって、もちろんいます。

これは、保護者さんも子どものころ、経験したことではないでしょうか

（ケイティも小学生のころ、やって怒られました…）

お子さんに自己採点をさせるのは心配だし、かといって、保護者さんが全部採点するのも大変…

ゆくゆくは、お子さんが甘くない自己採点をできるようにしたい、というのはみなさん思うところですよね

そこで、お子さんと保護者さんが2段階で採点する方法をおすすめしています

2段階採点のやり方

①お子さんが問題を解く

②お子さんが自己採点する

③②をさらに保護者さんが採点する

のシンプルな3ステップです

低学年のうちは、保護者さんが採点を全部引き受けてもいいのですが、高学年には自分で採点ができるように、徐々に手を放していくようにしましょう

お子さんの自己採点をさらに保護者さんが採点する、ときの注意点は、

「あれもこれも言い過ぎない」

こと

自己採点の出来はお子さんそれぞれ。

いきなり理想的な自己採点ができるはずはないですよね

また、反抗期に差し掛かったお子さんにとって、保護者さんからの指摘は受け入れがたいもの

言うことを絞って、段階的にレベルを上げていきましょう

2段階採点のメリット

①自分で振り返ることで気づきがある

お子さん自身が解答をよく読むことで、自分が書いた答えと模範解答と見比べて、自分の答えに足りなかったところ、できていなかったところがわかります

（高学年になっても、保護者さんが全部採点を引き受けて続けてしまうと、自分の解答を振り返らず、採点結果だけ見て解きっぱなしに…なんてこともあります）

演習回数を重ねていくうちに、自分の得意なところや苦手なところを客観的に把握することができてきますよ

②学習状況や理解度を確認できる

保護者さんが子どもの答案を見ることで、お子さんの学習状況や理解度を確認することができます

それに合わせて、必要な教材を準備したり、塾の先生などの第三者にアドバイスを求めたりすると、効率的に学習を進めることができます

③話し合いで学習効果が高まる

そして、お子さんと保護者が一緒に答案を見直すことで、間違えた理由や改善点を話し合うとより学習効果が高まります

「どうしてこれが〇なのかな」

「ここをこうしたほうがもっと良くなると思うよ」

「ここは〇にしているけれど、この部分が足りないんじゃないかな」

というふうに、一緒に考えていく姿勢で採点を振り返るといいですよ

本番の採点は激辛

最後に忘れないでほしいのが、本番の採点は想像以上にシビアということ

おそらく、みなさんが「辛めだな～」と思うよりもはるかに厳しいと思っておいてください

というのも、普段かかわっている保護者さんや塾の先生なら、お子さんががんばっている様子をみていますから、

「うーん、課題はあるけど、がんばって書いてるしな…」

という気持ちが働き、ちょっと甘めの採点になることがあります

（人間ですからね…）

でも、本番の採点はそうはいきません

志望校の先生は答案からしかその子を判断できないので、容赦なく減点されていきます

さらに、複数の先生で採点していきますから、ちょっとしたミスや字の乱れだって、もちろん減点対象になってしまいます

実際、受検した方から得点開示の結果を教えてもらうと、

「えこんなに低いの…」

と思うくらい、激辛採点をされています

「厳しい自己採点＝本番の基準に自分を合わせる」ということ

だれだって、がんばって書いた解答にバツがついたり、減点されたりするのは嫌なもの

最初はお子さんもショックを受けるかもしれませんが、本番に向けて厳しい採点に慣れておくことが大切です

本番で自信を持って問題に挑む自分になるために、今から慣れていきましょう

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＊自己採点、甘すぎ！！＊