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2月19日は、雨水(うすい)
二十四節気の第2、2月19日頃(2015年は2月19日)です
『立春』から数えて15日目頃
期間としての意味もあって、次の節気の『啓蟄(けいちつ)』の前日までの期間です
“空から降るものが雪から雨に変わり、
氷が溶けて水になる”という意味があります
草木が芽生えるのは頃で、
昔から雨水は、農耕の準備を始める目安とされてきたんだそうですよぉ
春一番が吹くのもこの頃になりますよ
春一番は、『立春』から『春分』までの間に、
初めて吹く強い南向きの風(東南東から西南西の風向で8m/s以上)のことで、
地域によってそれぞれの呼び方もあるようです
(因みに2015年は2月4日から3月21日の間になりますよ)
しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く、
大雪が降ったりもします
三寒四温を繰り返しながら、春に向かっていきます
この三寒四温といいますと・・・
“寒い日が三日程続くと、その後四日間位は暖かい”ということ
これを繰り返しながら、だんだんと暖かくなって、
徐々に春へと近づいていくんですねぇ
(元々、中国北部や朝鮮半島の冬の気候を表す言葉で、
後に日本に伝ったんだそうですよ)
他に雨水の頃の季節の言葉といいますと
雪解け
北国に訪れる春の兆しです
冬の間に積もった雪が溶けていくこと
山で溶けた雪は木々を潤し、潤沢で、勢い溢れる春の川になります
東風(こち)
春風のこと
冬型の気圧配置が弱まって、太平洋側から東寄りの風が吹き始めます
雨を伴うことも多く、草や木の芽を膨らませます
春浅し
暦の上では『立春』を過ぎたのに、風が冷たく、春めいていない様子
梅などの花は咲いていますが、まだ冬らしさが残っています
まだまだ寒い時期ではありますが、
暦上では、冬の寒い時期は終わって、
暖かい春になっていく頃・・雨水、何だか嬉しくなるような日でもありますねぇ
またこれは地方によっても違うようですが、
この“雨水の日に雛人形を飾ると、
良縁に恵まれる”といわれているんですよぉ
“可愛い子供に、幸せになって欲しい”、
そんな思いがいっぱい詰まったお雛様
皆様、この言い伝えはご存知でしたでしょうかぁ
雨水は、2月19日頃から『啓蟄』までの期間で、
2015年は2月19日から3月6日でしたねぇ
この日から、冬の寒さの峠を越えて、
雪が雨に変わり、そろそろ暖かくなってきて
春にむかっていく節目とされている雨水
では何故雨水と“良縁”が関係があるんでしょう
理由は諸説あるようですが、有名なものとして、
由来は、【日本神話】から来ているようです
雨水の頃から積もった雪も解けてきて、
又降る雪も雨に変わり、春に向かっていくので、
農作業の準備などを始める目安のとされているんでしたねぇ
草木も芽吹き、雪解け水が川に流れ始めます
雪解け水が流れる川は、昔女性達が、炊事や洗濯をして集まる場所でした
その“水は、「生命を支えて、育てる」という根源である”ということから、
水は“命の源”であるとされ、“母”と考えられて、
信仰の対象だったんだそうです
[日本書紀]に出てくる「罔象女神(みつはのものかみ)」は、
日本の代表的な“水の女神(水神)”であることから、
“水=母神”と考えられる様になったといいます
「罔象女神」は、地方や地域によって、
子授けや安産の神としても崇められているんですよぉ
このような理由から、“お雛様を雨水に飾ると
良縁に恵まれる”と言われるようになったということですねぇ
(又他には、“新緑が芽吹く様に、良い縁が芽吹く”といった説もあるそうです)
“生命の源”である、“水の神”にあやかって、
“雨水に雛人形を飾ると良縁に恵まれる”という言い伝え
子供を思う親の気持ちは、昔も今も変わりませんが、
子供の成長を楽しみに、幸せでありますようにと願い、
縁起が良いといわれることで祝ってあげたい気持ちの現れなんですねぇ