本日も、ご訪問ありがとうございます
寒い日が続いております皆様体調崩されたりされておられませんか
こちらは先週の大寒波、京都市内にも雪が降った日の朝の様子です
正面に見えるのは「東山」
“底冷えの京都”と言いますが、
実際に雪が降ることは一年のうちでも数えるほど程・・・
初雪の新鮮な光景に、思わずパチリ
この日は一日降ったりやんだりしてまして、
TVのニュースでは、“真冬以下の気温です”が繰り返されておりました
〈山眠る〉
雪に覆われたり、落葉樹は葉をすっかり落としたり・・・
冬の山は静まり返り、眠っている様です
そんな冬山の景色を〈山眠る〉と表現しますよ
明日、12月22日は冬至(とうじ)(2014、2015年は12月22日)
冬至は、二十四節気の第22一年で最もお昼が短い日ですね
現在広まっている定気法では、太陽黄経が270度のとき
解りやすく言うと、北半球では太陽が軌道上の最も南に来るときで、
『夏至』と反対に、夜が最も長く、昼が短い日となりますね
『大雪(2014年は、12月7日でしたね)』から数えて15日目頃
期間としての意味もあって、
この日から、次の節気の『小寒(2015年は1月6日)』の前日までです
暦では、それが起こる日を冬至としますが、
天文学においては、太陽黄経が270度となる瞬間を冬至と定義しているんですって
この場合、冬至の瞬間を含む日を【冬至日(とうじび)】と呼ぶんだそうですよ
また冬至は、“日短きこと至る(きわまる)”という意味だということです
『夏至(2014年は6月21日でしたね)』から徐々に日照時間が減っていき、
冬至は南中の高さも1年で最も低くなることから、
太陽の力が一番衰える日と考えられてきました
そこで、冬至を“太陽が生まれ変わる日”ととらえ、
古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていたといいます
太陰太陽暦(旧暦)では冬至が暦を計算する上での起点になっているんですよぉ
冬至ことを、《一陽来復(いちようらいふく)・「一陽来復」は
中国の「易経」に出てくる言葉》とも言います
中国の昔の暦では10月はすべて陰の気で覆われ、
11月になると陽の気が復活し、冬至を境に長くなっていくとされています
つまり、衰えていた太陽の力が再び勢いを増してくるというわけです
そのため、“新年が来る”という意味の他に、
“悪いことが続いた後に幸運に向かう”という意味も込められているといいます
もし今、良くないことが続いていたとしても、
冬至が来たら“さあ、これからは良いことがどんどんやって来るはずぅ”
と気持ちを切り替える、きっかけを与えてくれる日でもあるんですねぇ
“陰が極まり再び陽にかえる日”という意の、《一陽来復》上昇運に転じる日
寒い寒い冬の中にあっても、何だか勇気と行動力が湧いてきますねぇ
冬至は中国では、この日から新年の始まる日で、
先祖を祀る習俗があろんだそうです
又、冬至(あるいは、冬至から翌日にかけて、
冬至の直後、など)には、世界各地で『冬至祭』が祝われるんですって
これは太陽の力が最も弱まった日を
無事過ぎ去ったことを祝う日なんだそうですよ
クリスマスも起源はこの『冬至祭(ユール)』なんだそうですよぉ
クリスマスは、太陽の復活を祝う古代ヨーロッパの祝祭と
キリストの生誕が結びついたもので、
その年の冬至が12月25日だったため、
諸説あったキリストの降臨日が12月25日になったといわれています
詳しいお話は又クリスマスの回でお話ししますねぇ
冬至といえば南瓜と柚子湯を思い浮かべますね
一般に、風邪の予防や語呂合わせが理由だといわれておりますが、
運が上昇してくる日だからこそ、知らないと損する冬至の豆知識
ご紹介したいと思います
運盛り
冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています
「にんじん」、「だいこん」、「れんこん」、「うどん」、
「ぎんなん」、「きんかん」……等など、
「ん」のつくものを運盛り といって縁起をかついでいました
運盛りは縁起かつぎだけでなく、
栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあって、
『土用の丑の日』に「う」のつくものを食べて夏を乗りきるのに似ていますねぇ
地方によっては、「ん」のつく食べ物を7種類食べると
幸せになるともいわれているそうですよぉ
また、「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、
「ん」には《一陽来復》の願いも込められているんですって
南瓜(かぼちゃ・なんきん)
運盛りのひとつであって、元は南方から渡ってきた野菜である事から、
“陰(北)から陽(南)へ向かうこと”を意味しているそうです
また、南瓜はビタミンAやカロチンが豊富なので、
風邪や中風(脳血管疾患)予防に効果的です
本来南瓜の旬は夏ですが、長期保存が効くことから、
冬に栄養をとるための賢人の知恵でもあるのですよぉ
冬至粥
「小豆(あずき)」を使った冬至の行事食です
昔から“「小豆」の赤は邪気を祓う”と言われています
冬至粥を食べて邪気を祓い、
翌日からの運気を呼び込もうというわけですねぇ
いとこ煮
冬至には「小豆」と南瓜を煮た、
いとこ煮を食べるという地方もあります
本来、いとこ煮というのは、
“硬いものをおいおい(甥)入れて、めいめい(姪)炊き込んでいく”ことから
いとこ煮と名付けられた料理なんどそう
よって、「小豆」と南瓜以外の場合をいとこ煮ということもありますねぇ
こんにゃく
冬至にこんにゃくを食べる地方もあるんだそうです
これを「砂おろし」といって、こんにゃくを食べて
体内にたまった砂を出すのだそうです
昔の人は、こんにゃくを「胃のほうき」、「腸の砂おろし」と呼んで、
大晦日や節分、大掃除の後などに食べていたそうなので、
これの名残りということなのでしょうねぇ
残すは冬至に欠かすことの出来ない柚子湯です
しかしながら、随分長くなって参りましたので・・・
本日はこの辺でぇ~~
柚子湯と今年のちょっと特別な冬至、
「朔旦冬至(さくたんとうじ)」については、また明日お話ししたいと思います
明日は冬至、寒さはこれから本番を迎えますが、
冬至を超えれば徐々に日が長くなって、運気も上昇です
明日は南瓜や冬至粥なんかを食べて、
柚子湯につかって、風邪に負けずに冬を乗り切りましょうねぇ