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本日は、京都紅葉狩り琵琶湖疏水~インクライン~編
11月最終週に訪れた、「蹴上発電所」、「蹴上インクライン」のご報告です
11月も下旬になりまして、今年も京都市内は紅葉ピークを迎えておりました
当初は23日(勤労感謝の日)、24日の連休を予定してましたが、
あまりの道の混み様観光バスだらけ=名所は紅葉狩りの人で大混雑
ということで計画変更ゆっくり自分のペースで紅葉狩りしたいですもんねぇ
人が少ないだろう平日のお昼時を狙って、行って参りましたよぉ
三条通りから眺める「蹴上発電所」
レトロな建物に黄金色のイチョウの紅葉がいい味を出してます
レンガ造りの美しい「蹴上発電所」(写真は明治45年築の第二期発電所)は、
日本初、世界で2番目に作られた水力発電所なんだそうです
インクライン・発電所建設を含む疏水事業は、
日本人のみの手によって設計・施工された国内初の大土木事業で、
当時、日本の技術では無謀とさえ言われた高度な技術を用いて、
5年の歳月をかけて行われたといいます
京都市は、市の年間予算の十数倍という膨大な費用を投入し、
東京遷都以降衰退が進む京都を再生するための
一大事業だったと言われています
蹴上で発電された電力はインクラインの動力となったほか、
京都の町に電灯を灯し 、日本で最初の路面電車を走らせました
普段は中々目を止めることのない「蹴上発電所」ではありますが、
当時京都市民の大きな願いを受けて、大事な役目を担っていたんですねぇ
(現在も関西電力所有の無人発電所となって発電を続けていますよぉ)
こちらは、蹴上の交差点から「蹴上インクライン」方面の眺め
インクラインより「蹴上浄水場」の眺め
こちらは遠くの山が紅葉して、綺麗でしたぁ
実は、ここに「蹴上浄水場」があることを、
というか、ここが「蹴上浄水場」だという事を、この日初めて知りました
いやはや、知らないことだらけですねぇ
京都に長年住んでいながらお恥ずかしいかぎりです・・・
ここは4600本ものツツジが咲き乱れる光景が有名で、
春にはこの丘がピンクに染まって、それはそれは見事な場所です
毎年5月上旬に一般公開も行われます
来年は是非皆様に、ご案内出来たらなぁと思っておりますよぉ
こちらも初めて行って知りました「ねじりまんぼ」
インクラインの下に作られています
ちょっとした要塞の様な赤レンガの建造物「ねじりまんぼ」
「ねじりまんぽ」.と呼ばれている歩行者専用通路、三条通り側の出入口です
「まんぽ(間歩)」は線路下のトンネルを意味する方言なんですって
入口には、北垣国道第三代京都府知事の揮毫で、
「雄観奇想」、「陽気発処」と記されています(写真は三条側)
アーチ式の天井はレンガが螺旋状に組まれていて、
まるで空間がねじれてしまったかのように見えることから「ねじりまんぼ」
とても愉快なネーミングですが、
上部の線路と斜めに交差するトンネルの強度を保つために、
レンガを斜めに積み上げたユニークな構造になっているんだそうですよ
「ねじりまんぽ」は、現在全国でも数十か所しか残っていないと言われていて、
明治21年に作られたこの蹴上のものは、日本で最も有名なんですってぇ
「ねじりまんぼ」の上部の土手(インクライン)から見た「発電所水圧鉄管」方面
こちらの山はまだ紅葉が進んでいない様で残念でした
そんな中でもところどころ、赤く染まっているのですが、
この頃から雲行きがあやしくなってきまして・・・
上手く写せてませんねぇ~~
この太い大きな水圧鉄管は、第一・第二疏水合流点からの傾斜を利用して
水を送っているんだそうですよ
近くまで行ってみたかったのですが、立ち入り禁止の札がかかっておりまして・・・
さぁ、次回はいよいよ「蹴上インクライン」についてご報告したいと思います
御期待下さいませぇ~