Cayratia japonica
ヤブカラシ ヤブガラシ
ブドウ科
烏蘞莓
烏斂莓
五葉苺
五葉藤
五葉草
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
(新訂原色牧野和漢薬草大圖鑑より)
ヤブガラシ
【薬用部分】
根茎、根(烏蘞苺)。
生の根茎を使う場合は必要時に採集
するが、7〜8月が最適。
乾燥根を使う場合は、秋に掘りあげ、水洗い後、日干しにする。
【薬効と薬理】
薬理効果の詳細は不明だが、中国では消炎、解毒、鎮痛、利尿作用が認められており、消炎、利尿、鎮痛、解毒薬として
腫れ物、
ただれ、
瘡、
打撲症などに用いられる。
【使用法】
利尿には烏蘞苺1日量10〜15gに
300mlの水を加え、1/3量になるまで煎じつめて3回に分けて服用する。
乳房の腫れには20〜30gに200mlの水を加え、半量になるまで煎じつめた煎液で冷湿布する。
ハチやムカデの咬傷には茎葉の生汁をつけるとよい。
このほか、茎からとった水を肌荒れなどに用いてもよい。
湿布する場合、かぶれに注意する。
中国では化膿性疾患、骨折の炎症、
肺結果などに用いている。