ドクダミ 魚腥草 新訂原色牧野和漢薬草大圖鑑 | 日本漢方の初歩と自然の日記2

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日本漢方の初心者向けの、やさしい漢方の勉強会に使用したテキストと野草の花などの画像を投稿しています。入門者に適した平易な基礎知識の資料のみです。

Houttuynia cordata Thunb.
ドクダミ
ドクダミ科 

蕺 
蕺菜 
魚腥草
側耳根
十薬

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(新訂原色牧野和漢薬草大圖鑑より)


ドクダミ
Houttuynia cordata Thunb.

【薬用部分】

花期の地上部(十薬 重薬)。
地上部の全草を刈りとり
水洗いをし、日干しにして乾燥させる。


【薬効と藥理】

ドクダミの水浸液は高血圧予防に
役だち、
また煎液には利尿作用がある。
白癬菌やブドウ球菌などにも
有効で、抗菌力や制菌力があるとされている。
解熱、解毒、消炎薬として
用いられる。


【使用法】

一日量全草10〜15g を
水800〜900mlで煎じ、3回に分けて服用する。
毛細血管を丈夫にする作用があるため、便通をよくしたり、動脈硬化の予防、急性腎炎などにも效果がある。

生のまま用いる場合には茎葉をすりつぶして患部につける。

おできやただれ、
蓄膿症、
痔などに広く応用することができる。

冬季には地下茎を利用できる。