今日も午前中、うまくいかないことがあって(基本的に対人関係だからうまくはいくはずないのだけれど)、

 

釣りに行く。釣りといっても初心者で、初めて半年くらいである。
 
イカを釣る。大仰な言い方だが、まだ3杯しかあげていない。打率は、かなり低い。
イカ釣りって、案外簡単で、重りも浮きもいらない。糸にアジを括り付けて、放り投げて、ドラグ(リールの先についているツマミ)をゆるめて、放っておけばいい。
 
イカというのは、その場でエサ―この場合はアジになるが―を食べずに、見つけたら沖のほうまで連れ去ってそこで食べるという習性がある。ドラグをゆるめておくと、イカがアジを抱いて逃げた時に、ジジジと音がして、糸が出ていくので、それが合図。
あとは、竿を立てヤエンとよばれる針をぴんと張った糸に通すと運が良ければかかる。ドラグを締め直して、引くと重みが加わることがある。それがあれば、ヤエンがイカにかかっているという具合。これで近くまでもってきて、網ですくえば成功になる。
地理的なこともあって、1Kgから800gくらいのイカがつれる。ただし、打率はかなり低い。
 
エイと遠くに投げて、あとはジジジとドラグから糸の出る音を待つだけだから、その間読書をする。
 
ここ8年間忙しすぎたから、自分にとっては専門外のちょっと難しめの本にも挑戦して、読む。遅々として進まず、イカはつれないどころか、糸を岩場にひっかけてしまったり、投げたとたん、アジだけが飛んでったりして、結局満足にできず帰ってきた。
 
ごろごろして、一日が終わる。自分の人生これでいいのかと思う。もっと他にやりたいことはないのだろうかと。