ハイターゲットを意識したコンプリートセレクション | よもやま雑記噺

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著者が趣味の範囲内で思いのままに語る、ゆる~いブログです。

趣味の世界において、ハイターゲットを意識したものは数多くのものがあります。帆船や建築物などを精巧に表現した木製模型や趣味の王様とも称される鉄道模型、絵画や陶磁器、骨董収集なども明らかにハイターゲット向けです。また車やバイク、楽器、宝飾品への拘りなど幅を拡げれば際限はありませんが、趣味や拘りといったモノは逆に年齢を重ねる事により、より深まる事の現れとも言えるかもしれません。

仮面ライダー555放送終了後に発売された、コンプリートセレクション・ファイズドライバーは基本、低年齢層向けに販売された、なりきり玩具を大人向けに本気で製作した、語弊はあるかもしれませんが大人気ない😆商品です。

でも自分なども、そんな販売戦略に乗せられた1人である事を思えば、うまく乗せられたなぁという思いです💦🤣。

前回の記事でも書きましたが、CSのファイズドライバーはファイズフォンのギミックこそ、DX玩具を踏襲していますが、それ以外のギミックは割愛されています。当初は大人が巻いて楽しむ為の商品化だったのかもしれません。実際、自分もファイズポインターやファイズショットは仕舞い込んだままの状態です。



前回、掲載出来なかったファイズフォンの内側です。スーツアクターの高岩誠二氏もボタンが押し辛かったと語られている事から、CS位の大きさは必要だったんだろうなと感じます。グローブをはめた状態でアクションする場合、CS位の大きさがあったとしても押し辛いかと感じるからです。無論、マスクの視界の問題もあるとは思いますが😆。

自分的に嬉しかったのは、トイザらス限定で発売された、オーガドライバーがCSでリニューアルされた事です。







DX玩具では不満だったミッションメモリーの再現度がハンパありません💦😂。また、ベルト素材も革を使用した独自のベルトがキチンと再現されています。まさに帝王のベルトといった風格ですね。CSはDX玩具では行き届いていない細部の塗装もキチンと再現されているので感動モノです。オーガドライバーはCSMでは発売されていないので貴重かなと思います。

仮面ライダー響鬼の変身グッズ、変身音叉音角もCSとして、豪華な装丁で発売されましたが自分は発売された事を全然知らなかった位です。オーガドライバーも何かひっそり発売されたようなイメージあるんですよね😅。因みに変身音叉音角は購入しておりません。

CSのファイズドライバーに続いて発売されたのが、仮面ライダー龍騎の変身ベルト、Vバックルだったと思います。

仮面ライダー龍騎の変身ベルトは、これまでの仮面ライダーの変身ベルトの概念を根本から覆すもので、モンスターと契約したカードデッキを差し込む事で変身出来るものでした。その為、ベルト自体は非常にシンプルです。



サイドバックルはミラーワールドに移動する際に乗る、ライドシューターの安全ベルトみたいな固定具に接続する為の物のようで、劇中で見た時は素直に面白いなぁと感じたものです。

龍騎は番組企画自体は当時、流行ったカードゲームの要素を盛り込んだ物のように感じたので当時発売された、DX玩具を見てもあまり触発されるものはありませんでした。





しかし番組そのものは結構ハードな内容で、バトルロワイヤル的要素も多分に含まれていたので、観ている内にハマった感じでした。

龍騎の玩具で人気があったのが、なりきりグッズです。龍騎、ナイト、ゾルダ、王蛇、タイガ、龍騎サバイブ、ナイトサバイブ、リュウガの召喚グッズが発売されていましたが、当時話題を攫ったのが、トイザらス限定で発売された13ライダーのカードデッキが一同に揃ったVバックルです。

画像はありませんが、当時自分は偶然にも手に出来ましたがトイザらスでも、あっという間に完売してしまったようです。放送初期に発売されたVバックルはメッキギンギンでしたが、13ライダーセットのものはマットな仕上がりでした。また龍騎とナイトはサバイブ状態のデッキが入っていて、普通の龍騎とナイトのデッキは入っていませんでした。しかし、この頃カードダスではTV放送版デザインのカードが発売され、それまでカードには一切興味の無かった自分も13ライダーデッキに入れたいが為に集めた記憶があります。同様な事はブレイド放送時にもありましたね。

CSのVバックルもDX玩具より大きめに作られていました。しかし、当時不満だったのがCSに含まれている13ライダーのカードデッキにサバイブデッキが含まれていない事でした。

龍騎とナイトのサバイブデッキは当時、東映ヒーローネット限定で発売されていて、全部揃えるのハードル高いなぁと感じたものです。

そんなカードデッキの一部がこちらです。



これ以外のデッキは仕舞い込んだままです😅。DX玩具では平面的だった、デッキ表面の彫刻が立体的となり、非常に見栄えのするデッキとなっています。丁度、トイザらス限定13ライダーセットのリュウガデッキが手元にあったので比較してみます。



デッキの大きさもさる事ながら、細部の作り込みの差は圧倒的です。カードデザインも劇中登場版に準じており、召喚グッズと合わせて音声遊びをする事は考えられておりません💦😎。

龍騎サバイブデッキを装填してみます。



DX玩具を知っているだけに再現度の違いに圧倒されます👍。

そして真打登場とでもいうべき商品が登場しました。仮面ライダークウガの変身ベルト、アークルです。









これが発売された時は嬉しかったですねぇ。フォームチェンジに合わせて色が変わるのが楽しいです。

仮面ライダーダブルのダブルドライバーのリニューアルに合わせて発足した、コンプリートセレクションモディフィケーション(CSM)が主流となりサウンドや発光ギミック、周辺アイテムとの連動など価格の高騰に合わせて、プレイバリューも高まっている今、旧CSを振り返る事はあまり無いとは思いますが、その源流を作った作品こそが今年20周年を迎える、仮面ライダー555である事を考えると非常に感慨深いものがありますね。

自分が平成ライダーで一番好きなデザインが、仮面ライダーファイズ・ブラスターフォームです😊。