解散発表から一夜明けました。家族のために過ごす間はなんとか保っていた糸が1人部屋に入ったらプツンと切れた。
ジャニーズウェブの健くんのページ。きっとファンへ向けた言葉がくる。それを見るのは1人になってからじゃないと絶対に無理。

わたしはずっと坂本くんが好きで、トニセンが好きで、でもライヴに行くと剛くんや健くんにも魅了される。
25年、長い時間追っかけてきた。グループの魅力は個々でも素敵な人が集まって生まれる関係性、1人では見せない表情。
特に剛くんや坂本くんにはその傾向が強かった。

一発屋だと言われ、剛健とその他と言われ、恋愛をスッパ抜かれ、後輩の嵐を強力にプッシュされたためにほっとかれた感もあった。
でも、だからこそ続いてきた。嵐やSMAPみたいなのを求められたらたぶんもっと早く解散してたんじゃないかな。
RIDE ON TIMEでイノッチが言ってた、真面目な職人集団、というのはほんと、そのとおり。
グループの活動が少なくなり、個人で舞台やドラマ、司会と動きだしたとき、まず一度目の覚悟をした。
個々の活動が活発になればグループ活動は足かせになる。それを剛くんや岡田くんは我慢できないだろう、て。
器用な人たちじゃないから。

年一で集まってグループに還元する。20周年のDVDで坂本くんが振り替えったらV6て屋台骨がグラグラで慌てた、て話してたね。よく建て直したな、て思ったんだよ。こっちから見ててもグラグラなのがわかるくらいだったから。
そこを乗り越えて、wait for youや此処からが生まれた。
だから、もう大丈夫かな、て。20周年が一番安心して見ていられた。
SMAPやTOKIOの騒動、下の世代の根回し無しの脱退、そんなのが続いて気づいたらV6は一番上に祭り上げられて妙にメンバーが変わらないことを持ち上げられるようになった。

その頃からまた不安になった。世界がV6の良さを実力を知るのはとても嬉しい。でも、それは同時にアイドルとしての偶像をまたやらせることになる。
去年、25周年なんです、てデビュー当時並みにテレビに出まくっていた時、わたしは不安で仕方なかった。
コロナだから、舞台ができないから、ファンの笑顔のために今できること、そう思ってくれているのか、うんざりしてしまわないか。
緊急事態宣言下、V6はちゃんと知っていた。自分達の仕事は不要不急じゃない。非常事態には一番に無くなる仕事。でも、自分たちだからこそみんなを笑顔にすることがきっとできる。
だから、絶対やりたかった有観客ライヴだけどギリギリまで模索するんじゃなく、たった1度の配信に切り替えて、最高のものを確実にわたしたちに届けることにしてくれた。

最後だから。

そう、なにが衝撃だった、て今後に向けた話し合いは2019年からしていて、2019末には6人のなかで結論が出ていたこと。
あのときも、あのときも、あの番組この番組、あの雑誌のあの発言、ジャニーズウェブで紡いでくれた言葉、、、全部全部、後ろに解散の2文字を隠して、わたしたちに、文春に笑、嗅ぎ付けられることなく昨日まで隠しとおしてきた。
そりゃあ、RIDE ON TIMEに密着されてること内緒にするくらい、ワケないわな。
こんな大きなことを胸に秘めてあんなに笑顔をくれていたのか。
特に言葉を尽くしてファンに寄り添おうとしてくれる健くん。
あなたはどんなに辛かっただろう。1人で泣かせただろう。眠れない夜も過ごさせただろう。
ほんと、ごめん。
わたしはなによりそれが辛い。
だから、昨夜のにこ健は更新がわかってもなかなか開けなかったし、開いたらもう涙とまんなかった。
今朝読み返してもやっぱり涙。


近年、6人でのテレビでの活動なんてイノッチの主演ドラマの主題歌を年一で出す、その前後に歌番組にちょっと出る。夏や年末の歌番組はテレ東とTBSに出るだけ。
愛なんだを年一放送してくれるのが唯一今の6人が見られる機会だった。
だからね、解散することは、ああ、そうか、ついに来たか、て。いつかするだろう、と覚悟してたものが目の前に来た、それだけ。
もう、生でのライヴ無いんだな、これが一番の喪失感。
配信のときに、お客さん入れてのライヴがやっぱりいいね、やりたいね、待っててね、て言ったのに。
あのとき、1年後の解散と今のコロナの状況で、ほんとに有観客ライヴ、できると思って発言した?
なんでワクチンが行き渡るまで待てない?結論が出たあとのコロナで、やっぱもう少し世の中が落ち着くまで、てなんでならなかった?

トニフィフコンが有観客でできてたら、あの時点で終わりだった?
むしろコロナで一年延ばしてくれた?
一年が、剛くんの限界だった?

ファンクラブは、もう終わるのを知っていて、これからも応援していきまーす、と言わせたの?聞かせたの?
あのとき、彼らはわたしたちの声を、どんな風に聞いたの?

彼らが、動画のなかでわたしたちファンの受け止めきれない思いを心配してくれたように、わたしはあなたたち6人が、解散が決まってから今までどんな思いを隠していろんなことを言わせていたのか。
解散まで一年無い。でももう隠さなくていいから。解散、を知った上での発言、していいから。
どうか、人知れず悲しまないで苦しまないで。
6人にこそ、笑顔で過ごしてほしいな。
ファンのために、てがむしゃらに走って、疲れちゃわないでね。怪我しないでね。
コロナで死なないでね。


朝起きて、考えた。剛くんが抜けたあともV6が存続する未来。あり得るか?
いや、絶対に無い。無理、ありえない。

6人でなきゃV6じゃない。それだけはなんか飲み込めた。
今はこれが限界。まだ、ありがとう、は言えない。