燃えよ剣、土方歳三。その生き様に感動。 | 活字離れよ さようなら

燃えよ剣、土方歳三。その生き様に感動。

司馬 遼太郎
燃えよ剣 (上巻)
司馬 遼太郎
竜馬がゆく〈1〉
司馬遼太郎といえば、「竜馬がゆく」が最高です。しかし、私の司馬作品との最初の出会いは、学生時代にふと立ち寄った本屋でみつけた「燃えよ剣」でした。ちょうどその頃、深夜のテレビで再放送中でもあり、栗塚旭演じる土方歳三は、強烈な印象があったのを覚えています。その一書を手に取って、「これが原作か」と、まるで宝物を見つけたような思い出があります。そして、読んでみて、もう大感動をしました。
己の決めた道を、例え、時代が変わりゆこうと、その信念を貫く。剣を持って、生きるからには、剣で完結すると言わんばかりの、その凄まじい生き方に読了後に、もう終わってしまったかと非常に残念な気持ちになりました。その後、さまざまな土方像を描いた作品を買い求めましたが、「燃えよ剣」以上のものは、無かったように思われます。本が、大好きになった一書です。

    その後、「竜馬がゆく」を読んで、司馬作品の虜になりました。土方歳三、坂本龍馬。    彼らに共通するその時代の舞台 京都へは、ふたりを偲びつつ訪れたのがなつかしい想い出   です。