一生会社勤め?武蔵 男の生き方 | 活字離れよ さようなら

一生会社勤め?武蔵 男の生き方

吉川 英治
宮本武蔵(全4巻)
 生涯会社勤めがきびしくなった。
この先、ますます、定年まで無事に勤める事が難しい世の中になってきました。
仮に、定年まで、無事に勤めても、その後、年金もあまり期待できず、退職金もあてにならない。これからは、定年までに、自分をしっかり確立して、老後の生活も、きちんと自己責任で築いていく必要があります。
 ずっと昔の、今とは、全く違った時代を生き抜いた宮本武蔵の生き方に、感銘を受けるのは私だけでしょうか?
最初は、その時代の名門であった柳生一族に立ち向かい将軍家への宮仕えも試みはしますが、結局それも断念し、己の道を生き抜いていく。
 どこかで仕えていないと不安で一杯の現代人に、生き行くための大きなヒントを与えてくれるように思いました。