映画「ミツバチの羽音と地球の回転」へのお誘い
映画は山口県の上関町祝島を主な舞台にしています。祝島からは3.5キロの距離しかないところに上関原発が造られようとしています。祝島は若者の流出のために現在で人口500人平均年齢75歳という過疎のすすんだ島です。しかしそこには昔ながらの農業や漁業を営む人々の暮らしがあります。
原発建設の話がもちあがってから28年間、島の人々の闘いは続けられてきました。映画は農業を営んで生計を立てている若者や一本釣りにこだわる漁師、原発反対運動を底の方でささえている明るくたくましいおばちゃんたちのくらしなどを丹念に描いています。私はこの人たちがどうして昔ながらの暮らしを奪われようとしているのかと憤りを覚えました。
映画はスウェーデンを取材します。スウェーデンでは電力の自由化が進んでおり国民は風でつくった「きれいな」電気と石油でつくった「きたない」電気を選ぶことができること。持続可能な社会づくりがすすんでおり、国は原発には一切補助金などを出していないことなど日本社会とはまったく別の考え方があることを知りました。
祝島の人々、スウェーデン、ほんとうの人間の豊かな暮らしとは何かを考えさせてくれる映画です。映画は12月11日(土)上映。市民病院隣の総合福祉会館2階、前売り券は1000円で販売しています。お問い合わせは井上電話38-0237まで。http://888earth.net/888tv.html
生活相談・・・手放しでは喜べない
昨年8月、祁答院の女性から「家の前の県道舗装がはじまったと思ったら予算が足りないからと中止になった」という訴えがありました。県に問い合わせたら「予想以上に整備に金がかかった」というつれない回答でした。抗議しできるだけはやく工事を始めてほしいと県に要望していましたがこのたび舗装が完成しました。結局、一年以上は放置されたことになります。「解決!」と喜べない結末でしたが、同時に要望のあったロードミラーについては複数個所に設置されました。
昨年8月、祁答院の女性から「家の前の県道舗装がはじまったと思ったら予算が足りないからと中止になった」という訴えがありました。県に問い合わせたら「予想以上に整備に金がかかった」というつれない回答でした。抗議しできるだけはやく工事を始めてほしいと県に要望していましたがこのたび舗装が完成しました。結局、一年以上は放置されたことになります。「解決!」と喜べない結末でしたが、同時に要望のあったロードミラーについては複数個所に設置されました。
昨年より玄米30㌔1200円安
「戸別所得保障」で補填できるのか!
政府は余剰米買い取りを
2010年度産の米価が大暴落しています。「これでは米農家はつぶれていくばかりだ」という声が聞こえてきます。一方で今年からはじまった「米戸別所得補償」。米価暴落の原因とその対策、所得補償のしくみなどを考えてみました。
米は水より安い
500mlのペットボトルに入った水が120円なのに対し、生産者米価は117円と「米は水より安い」と言われています。さらに生産者米価を農家の時給に換算すると325円(08年度産米)で、労働者の最低賃金の全国平均・時給730円の半分にもなりません。今でも米農家は赤字です。
なぜ米価暴落か
北さつま農業協同組合によると2010年度産のヒノヒカリ(1等米30kg玄米)の仮渡金価格は昨年よりも1200円も安くなっています。全国的な米価暴落の原因は「米の消費減などによる需給見通しの狂いから大量の余剰米が発生している、政府がその対策を一貫して拒否してきたため、先安感から小売業者が買い控え、生産者団体が売り急ぐという悪循環が広がった、加えて政府の『所得保障』が取引価格引き下げの圧力となった」と言われています。今年から民主党政権になってはじめての個別所得保障がはじまりますが、暴落分を補填できそうもありません※。
民主党を応援したが失敗
米農家の男性(58)は、「『もみ1キロで100円だった』(もみ35㌔で3500円)という人がいた。このままでは農家はやっていかれなくなる。来年は米は作らないという人が出てもおかしくない。米価暴落は政治の責任が大きい。昨年は民主党を応援したが失敗だった」と述べています。
当面の暴落を防ぐにはだぶついている米を政府の責任で主食以外に処理することが不可欠です。日本共産党は「原因となっている過剰米を政府が買い上げ、需給と価格の安定に責任をもて」と主張し共同の運動を呼びかけています。
※戸別所得保障
米の戸別所得補償の定額分は「1.5万円/10アール当たり(アール単位で交付(1アール未満切り捨て)) 」となっており変動部分は「22年産の販売価格が、過去3年の販売価格を下回った場合にその差額を基に算定」するとなっていますが、「過去3年間の販売価格」が明らかにされていないために不明となっています。
10aでおよそ米15俵がとれるので1俵あたり1200円安だと10aあたり18000円減となり定額分では補填できません。
「戸別所得保障」で補填できるのか!
政府は余剰米買い取りを
2010年度産の米価が大暴落しています。「これでは米農家はつぶれていくばかりだ」という声が聞こえてきます。一方で今年からはじまった「米戸別所得補償」。米価暴落の原因とその対策、所得補償のしくみなどを考えてみました。
米は水より安い
500mlのペットボトルに入った水が120円なのに対し、生産者米価は117円と「米は水より安い」と言われています。さらに生産者米価を農家の時給に換算すると325円(08年度産米)で、労働者の最低賃金の全国平均・時給730円の半分にもなりません。今でも米農家は赤字です。
なぜ米価暴落か
北さつま農業協同組合によると2010年度産のヒノヒカリ(1等米30kg玄米)の仮渡金価格は昨年よりも1200円も安くなっています。全国的な米価暴落の原因は「米の消費減などによる需給見通しの狂いから大量の余剰米が発生している、政府がその対策を一貫して拒否してきたため、先安感から小売業者が買い控え、生産者団体が売り急ぐという悪循環が広がった、加えて政府の『所得保障』が取引価格引き下げの圧力となった」と言われています。今年から民主党政権になってはじめての個別所得保障がはじまりますが、暴落分を補填できそうもありません※。
民主党を応援したが失敗
米農家の男性(58)は、「『もみ1キロで100円だった』(もみ35㌔で3500円)という人がいた。このままでは農家はやっていかれなくなる。来年は米は作らないという人が出てもおかしくない。米価暴落は政治の責任が大きい。昨年は民主党を応援したが失敗だった」と述べています。
当面の暴落を防ぐにはだぶついている米を政府の責任で主食以外に処理することが不可欠です。日本共産党は「原因となっている過剰米を政府が買い上げ、需給と価格の安定に責任をもて」と主張し共同の運動を呼びかけています。
※戸別所得保障
米の戸別所得補償の定額分は「1.5万円/10アール当たり(アール単位で交付(1アール未満切り捨て)) 」となっており変動部分は「22年産の販売価格が、過去3年の販売価格を下回った場合にその差額を基に算定」するとなっていますが、「過去3年間の販売価格」が明らかにされていないために不明となっています。
10aでおよそ米15俵がとれるので1俵あたり1200円安だと10aあたり18000円減となり定額分では補填できません。
介護保険料 2年以上滞納者が243人
介護保険料を滞納しているために、介護サービスを利用した場合、利用料が一割ではなく三割の自己負担になる人が今年の3月の時点で243人に上ることがわかりました。そのうちすでに12人は3割の自己負担で介護サービスを受けています。
介護サービス料3割負担に
薩摩川内市の介護保険料は月額標準で4500円(課税世帯で本人は非課税)となっています。最も保険料が低い1段階でも月額2250円です。
保険料の2年以上の滞納の場合は、介護サービスを受けると滞納している期間に応じて、一定期間、利用料が三割負担となります。
薩摩川内市に住む72歳の佐藤さん(仮名)は、会社勤務でしたが、給料から天引きされていたはずの年金保険料の記録が無く無年金になり、妻の8万円の年金にたよらざるを得ませんでした。二人でわずかな年金しかないので国保税や水道料金、電話代や金融機関への借金の返済に追われ65歳になっても介護保険料を払うことができませんでした。
今年の1月に倒れ入院しましたが、障害がのこり介護サービスを受けることになりました。ところが滞納期間が二年を超えていたために3割負担となることがわかりました。保険料の分割納付を申し出ましたが22ヶ月間は1割にもどせないと言われました。
2年以上介護保険料を滞納している65歳以上の高齢者は昨年の3月時点で236人、うち実際に3割のサービス利用料を払っている人が3人でしたが、今年の3月は2年以上の滞納者は243人、サービス利用料3割を支払っている人は12人と増加しています。
井上のコメント
介護保険料が支払い能力を超えた負担になっていることが問題です。国庫負担割合を介護保険発足前の50%にまで戻すことで財源を確保し、住民税非課税の高齢者には原則として保険料・利用料を求めない仕組みをつくるなど必要です。当面、市独自の減免制度をつくり低所得者の保険料・利用料の負担を減免するべきです。
介護保険料を滞納しているために、介護サービスを利用した場合、利用料が一割ではなく三割の自己負担になる人が今年の3月の時点で243人に上ることがわかりました。そのうちすでに12人は3割の自己負担で介護サービスを受けています。
介護サービス料3割負担に
薩摩川内市の介護保険料は月額標準で4500円(課税世帯で本人は非課税)となっています。最も保険料が低い1段階でも月額2250円です。
保険料の2年以上の滞納の場合は、介護サービスを受けると滞納している期間に応じて、一定期間、利用料が三割負担となります。
薩摩川内市に住む72歳の佐藤さん(仮名)は、会社勤務でしたが、給料から天引きされていたはずの年金保険料の記録が無く無年金になり、妻の8万円の年金にたよらざるを得ませんでした。二人でわずかな年金しかないので国保税や水道料金、電話代や金融機関への借金の返済に追われ65歳になっても介護保険料を払うことができませんでした。
今年の1月に倒れ入院しましたが、障害がのこり介護サービスを受けることになりました。ところが滞納期間が二年を超えていたために3割負担となることがわかりました。保険料の分割納付を申し出ましたが22ヶ月間は1割にもどせないと言われました。
2年以上介護保険料を滞納している65歳以上の高齢者は昨年の3月時点で236人、うち実際に3割のサービス利用料を払っている人が3人でしたが、今年の3月は2年以上の滞納者は243人、サービス利用料3割を支払っている人は12人と増加しています。
井上のコメント
介護保険料が支払い能力を超えた負担になっていることが問題です。国庫負担割合を介護保険発足前の50%にまで戻すことで財源を確保し、住民税非課税の高齢者には原則として保険料・利用料を求めない仕組みをつくるなど必要です。当面、市独自の減免制度をつくり低所得者の保険料・利用料の負担を減免するべきです。
学校給食をチケット制に!?
10月6日の総務文教委員会で、給食費の滞納問題に関してある議員が「京都市内の中学校ではチケット制になっていた。薩摩川内市でもおこなうべきだ」という発言がありました。
総務文教委員会が行政視察に行った京都市の中学校は00年度まで学校給食がありませんでした。長い間の市民の運動に押されて01年度に「学校給食」がスタート。しかし「給食」はチケット制となっています。
保護者は一ヶ月前に給食を注文し、給食費を支払います。給食を注文しない子どもは学校に弁当を持参します。給食をとる子どもは26~27%です。弁当を持参できなかった子どもはどうなっているのかは京都市教育委員会は把握していません。
給食費の滞納問題などの現象は「格差と貧困」が子どもたちの間に広がっていることを示しています。出発点や経過の違う中学校の例を持ち出してチケット制を導入すれば昼食を食べない子どもが出る心配が出てきます。
市当局は「(学校給食は)教育活動として位置づけられていることから、現時点では『基本的に全員が給食をとる』ことを前提に検討することが必要である。チケット制は・・・チケットを購入しない児童生徒への対応が課題となる・・・」と述べています。当局の方が正論です。
10月6日の総務文教委員会で、給食費の滞納問題に関してある議員が「京都市内の中学校ではチケット制になっていた。薩摩川内市でもおこなうべきだ」という発言がありました。
総務文教委員会が行政視察に行った京都市の中学校は00年度まで学校給食がありませんでした。長い間の市民の運動に押されて01年度に「学校給食」がスタート。しかし「給食」はチケット制となっています。
保護者は一ヶ月前に給食を注文し、給食費を支払います。給食を注文しない子どもは学校に弁当を持参します。給食をとる子どもは26~27%です。弁当を持参できなかった子どもはどうなっているのかは京都市教育委員会は把握していません。
給食費の滞納問題などの現象は「格差と貧困」が子どもたちの間に広がっていることを示しています。出発点や経過の違う中学校の例を持ち出してチケット制を導入すれば昼食を食べない子どもが出る心配が出てきます。
市当局は「(学校給食は)教育活動として位置づけられていることから、現時点では『基本的に全員が給食をとる』ことを前提に検討することが必要である。チケット制は・・・チケットを購入しない児童生徒への対応が課題となる・・・」と述べています。当局の方が正論です。
重税課して市税滞納者制裁
タイヤロックで差し押さえ
広報さつませんだい№142に「市税滞納処分にタイヤロック」というお知らせが掲載されました。国保税を含む税金の滞納処分としてタイヤロックによる差し押さえを実施するというのです。
(9月市議会)
17日の総務文教委員会で収納対策課は、購入したタイヤロックは価格が約一万七千円で6台を購入したと日本共産党の井上市議会議員に回答しました。
県内でタイヤロックによる差し押さえをおこなっているのは18市中14市です。滞納している人は失業者や多重債務者が多く、格差と貧困がひろがっている社会情勢を反映しています。08年5月、熊本県宇城市で、固定資産税を滞納した「たこ焼き店」の営業車にタイヤロックがかけられ、悲観した店主が家族7人で車ごと海に飛び込んで6人が死亡するという事件など、市民を死に追いやる事件も起きています。
市内の男性(34)は、「広報誌を見てびっくりした。まるで犯罪人あつかいではないですか」と批判の声をあげています。共産党の井上勝博市議は「差し押さえを強化するより国保税や税金を市民が払える金額にすることが先決です」と話しています。

タイヤロックで差し押さえ
広報さつませんだい№142に「市税滞納処分にタイヤロック」というお知らせが掲載されました。国保税を含む税金の滞納処分としてタイヤロックによる差し押さえを実施するというのです。
(9月市議会)
17日の総務文教委員会で収納対策課は、購入したタイヤロックは価格が約一万七千円で6台を購入したと日本共産党の井上市議会議員に回答しました。
県内でタイヤロックによる差し押さえをおこなっているのは18市中14市です。滞納している人は失業者や多重債務者が多く、格差と貧困がひろがっている社会情勢を反映しています。08年5月、熊本県宇城市で、固定資産税を滞納した「たこ焼き店」の営業車にタイヤロックがかけられ、悲観した店主が家族7人で車ごと海に飛び込んで6人が死亡するという事件など、市民を死に追いやる事件も起きています。
市内の男性(34)は、「広報誌を見てびっくりした。まるで犯罪人あつかいではないですか」と批判の声をあげています。共産党の井上勝博市議は「差し押さえを強化するより国保税や税金を市民が払える金額にすることが先決です」と話しています。

複式学級だってすばらしい
薩摩川内市の教育委員会は「小中学校の再編についての基本方針(案)」で、「小規模校では、教育上どうしても超えられない課題があります」と言って複式学級のある学校を地域からなくそうとしています。
以下の一文は、現在高校生で複式学級を卒業した女子高生に複式学級の体験について聞き取り、議会の一般質問で紹介した部分です。
子どもたちは極小規模校をどのように見ているのでしょうか。私は中規模校から特認校生として極小規模校にうつったAさんから話を聞く機会がありました。Aさんの話によると一学年で二クラスあった学級が学年があがったときに一クラス40人近くになり、先生の様子が「ぴりぴり」してきた。ついてこれない児童が取り残されるような学校がいやになって一時期学校に通えなくなくなったときもある。特認校生の友人の誘いで、自分も特認校生として極小規模校に通い始めたらいっぺんに学校が好きになった。ひとりひとりを丁寧にみてもらい、わからないことは子ども同士で教えあい、上級生と下級生も仲がいい関係にあった。勉強がどんどんすすむので余裕ができて、お誕生日会などもできるほどだった。スポーツが苦手な自分だったが、一輪車にものれるようになり、苦手だった水泳もできるようになった。球技も人数が少ないなりに楽しかった。極小規模校は自分にとって良い思い出になっている。ひとつの教室や庭の一角を児童の2~3人で責任をもって掃除したりしているので、教室や庭はいつもきれいに片付いていた。運動会は地域のおじいさんやおばあさんがお弁当を持って参加してくれ、学校と地域のつながりが密接になっていた」と語ってくれました。私は、「小規模校では、教育上どうしても超えられない課題があります」というパンフを見せてAさんに感想を求めましたが、Aさんはまったく思い当たる節がないということでした。
極小規模校や複式学級は、ある子どもにとってはよい環境である場合もあるということではないでしょうか。
薩摩川内市の教育委員会は「小中学校の再編についての基本方針(案)」で、「小規模校では、教育上どうしても超えられない課題があります」と言って複式学級のある学校を地域からなくそうとしています。
以下の一文は、現在高校生で複式学級を卒業した女子高生に複式学級の体験について聞き取り、議会の一般質問で紹介した部分です。
子どもたちは極小規模校をどのように見ているのでしょうか。私は中規模校から特認校生として極小規模校にうつったAさんから話を聞く機会がありました。Aさんの話によると一学年で二クラスあった学級が学年があがったときに一クラス40人近くになり、先生の様子が「ぴりぴり」してきた。ついてこれない児童が取り残されるような学校がいやになって一時期学校に通えなくなくなったときもある。特認校生の友人の誘いで、自分も特認校生として極小規模校に通い始めたらいっぺんに学校が好きになった。ひとりひとりを丁寧にみてもらい、わからないことは子ども同士で教えあい、上級生と下級生も仲がいい関係にあった。勉強がどんどんすすむので余裕ができて、お誕生日会などもできるほどだった。スポーツが苦手な自分だったが、一輪車にものれるようになり、苦手だった水泳もできるようになった。球技も人数が少ないなりに楽しかった。極小規模校は自分にとって良い思い出になっている。ひとつの教室や庭の一角を児童の2~3人で責任をもって掃除したりしているので、教室や庭はいつもきれいに片付いていた。運動会は地域のおじいさんやおばあさんがお弁当を持って参加してくれ、学校と地域のつながりが密接になっていた」と語ってくれました。私は、「小規模校では、教育上どうしても超えられない課題があります」というパンフを見せてAさんに感想を求めましたが、Aさんはまったく思い当たる節がないということでした。
極小規模校や複式学級は、ある子どもにとってはよい環境である場合もあるということではないでしょうか。
複式学級見学記
学校は”大きいか””小さいか”ではない
「地理的条件でやむを得ず1学年1学級の場合でも、1学年あたりの児童生徒数は、小学校は少なくとも複式学級を解消する10人以上」と薩摩川内市立小・中学校の再編等に関する基本方針(案)に明記されています。子どもにとって複式学級はマイナス面だけなのでしょうか。東郷町藤川小学校の複式学級を見てきました。(井上勝博)
「藤川小学校のように環境の良い学校をなぜなくすのでしょうか」。5月19日、東郷中学校区での住民説明会で藤川小学校の特認生徒の保護者の発言です。基本方針案によると東郷地域では「東郷小・山田小・南瀬小・鳥丸小・藤川小の5校を一校に統合し、東郷中との小中一貫校を新設する」とされています。基本方針案が実行されれば現在の小学校はすべて今ある地域から消滅することになります。
藤川小学校は、臥竜梅でも有名な藤川天神にもっとも近い小学校です。児童は12人、うち地元児童が5人で特認校生は7人となっています。1年生は2人で単式学級、3年生3人と4年生3人の計6人の複式学級、5年生3人と6年生1人の計4人の複式学級となっています。職員は校長、教頭と3人の教諭、事務職員、学校主事です。
私は9月6日の午前10時50分から11時40分までの50分間に3つの学級の授業の様子を参観しました。1年生の授業ではALTが物語を英語で読んで子どもに聞かせる授業をやっていました。英語をすでに1年生から始めていることは私の子どもの頃にはなかったことであり驚きでした。3・4年生の教室では算数の授業でした。3年生には水の量り方、4年生は「いろんな四角」を実際に紙を切って習わせているところでした。5・6年生の教室では国語の授業をしていました。漢字の使い方を6年生が問題を出して5年生が答えるという交流学習が行われていました。
複式学級では、教室に上級生と下級生が背中合わせに机に座っており、先生が上級生を教えている間、下級生は自習をするという具合に授業が進行します。先生は、教室の前と後ろを行ったり来たりしています。成田博校長先生は「単式の教室と複式はまったく違います。同じ時間に二つの授業が同時並行に行わなければならないので教師は大変です。しかし、人数が少ないので子どもひとりひとりに目が行き届きやすいという点が複式学級の利点になっています。」と説明してくださいました。
3年生の算数は「水の量り方」の授業でしたが、先生が指示すると子どもたちはバケツに水をくんできて計量計で水を量っていました。これを30~40人の教室でおこなったら大混乱になるだろうと思われることをさっさとやってのけられるのも少人数学級の強みだと感じました。
学校は”大きいか””小さいか”ではない
「地理的条件でやむを得ず1学年1学級の場合でも、1学年あたりの児童生徒数は、小学校は少なくとも複式学級を解消する10人以上」と薩摩川内市立小・中学校の再編等に関する基本方針(案)に明記されています。子どもにとって複式学級はマイナス面だけなのでしょうか。東郷町藤川小学校の複式学級を見てきました。(井上勝博)
「藤川小学校のように環境の良い学校をなぜなくすのでしょうか」。5月19日、東郷中学校区での住民説明会で藤川小学校の特認生徒の保護者の発言です。基本方針案によると東郷地域では「東郷小・山田小・南瀬小・鳥丸小・藤川小の5校を一校に統合し、東郷中との小中一貫校を新設する」とされています。基本方針案が実行されれば現在の小学校はすべて今ある地域から消滅することになります。
藤川小学校は、臥竜梅でも有名な藤川天神にもっとも近い小学校です。児童は12人、うち地元児童が5人で特認校生は7人となっています。1年生は2人で単式学級、3年生3人と4年生3人の計6人の複式学級、5年生3人と6年生1人の計4人の複式学級となっています。職員は校長、教頭と3人の教諭、事務職員、学校主事です。
私は9月6日の午前10時50分から11時40分までの50分間に3つの学級の授業の様子を参観しました。1年生の授業ではALTが物語を英語で読んで子どもに聞かせる授業をやっていました。英語をすでに1年生から始めていることは私の子どもの頃にはなかったことであり驚きでした。3・4年生の教室では算数の授業でした。3年生には水の量り方、4年生は「いろんな四角」を実際に紙を切って習わせているところでした。5・6年生の教室では国語の授業をしていました。漢字の使い方を6年生が問題を出して5年生が答えるという交流学習が行われていました。
複式学級では、教室に上級生と下級生が背中合わせに机に座っており、先生が上級生を教えている間、下級生は自習をするという具合に授業が進行します。先生は、教室の前と後ろを行ったり来たりしています。成田博校長先生は「単式の教室と複式はまったく違います。同じ時間に二つの授業が同時並行に行わなければならないので教師は大変です。しかし、人数が少ないので子どもひとりひとりに目が行き届きやすいという点が複式学級の利点になっています。」と説明してくださいました。
3年生の算数は「水の量り方」の授業でしたが、先生が指示すると子どもたちはバケツに水をくんできて計量計で水を量っていました。これを30~40人の教室でおこなったら大混乱になるだろうと思われることをさっさとやってのけられるのも少人数学級の強みだと感じました。

14日に質問
※議会傍聴のご案内
日本共産党の井上勝博議員の質問は9月14日午前10時からあります。議会を傍聴される方は本庁4階議会傍聴室へおこしください。またインターネットでは薩摩川内市のホームページから議会生中継を視聴できます。
○川内原発
シビアアクシデントが安全審査の対象になっていないのはなぜか
原子力発電所の第一の問題は、1979年の米国のスリーマイルアイランド事故や、1986年の旧ソ連のチェルノブイリ事故のように、原子炉の燃料が重大な損傷を受けるような大事故「シビアアクシデント」(過酷事故)の可能性を否定できないという問題があります。
6月議会の井上議員の質問に対して、岩切市長は「市民生活や環境に大きな影響を与えるような事故やトラブルが起きるとは考えていません」と答弁しました。9月議会では原発の過酷事故がなぜおこらないと言えるのかを徹底追求します。
○国民健康保険制度
(1)国保税滞納者への資格証明書、短期保険証交付について
薩摩川内市の国保加入者のうち資格証明書は160世帯、短期保険証は1031世帯に交付されています。資格証明書は医療機関で医療費を全額負担しなくてはならないためにお金がないとかかれません。そのために病気が悪化して死亡する例が起こっています。国会では日本共産党議員の質問に対して長妻厚労大臣が「払えるのに払わないと証明できた場合以外は慎重に取り扱うよう自治体にお願いする」と答弁しました。薩摩川内市が命を大切にする市政をおこなっているのか追求します。
(2)民主党政権が進める「国保の広域化」、「医療保険の一元化」について
払いたくても高くて払えない国保税、無保険者の急増など国民皆保険の崩壊が叫ばれる中、民主党政権が打ち出しているのは「国保の広域化」「医療保険の一元化」です。しかし、国保税が高いのは国が必要な国庫負担をしていないことが根本原因です。薩摩川内市が国に対して「国庫負担を増やせ」と対決姿勢で臨んでいるかを問います。
○小中学校再編の基本方針案について
市教育委員会は、小中学校再編の基本方針案について各中学校区ごとに住民説明会を行っています。住民説明会で市教委は、「複式学級の子どもたちはかわいそう」とだけを強調し、「再編は仕方がない」という空気をつくっています。しかし、複式学級にはメリットはないのか、極小規模学校廃止による地域衰退に対してどのような認識でいるのか、ゴールド集落対策との整合性など住民から出された意見を土台に教育長、市長に問います。
※議会傍聴のご案内
日本共産党の井上勝博議員の質問は9月14日午前10時からあります。議会を傍聴される方は本庁4階議会傍聴室へおこしください。またインターネットでは薩摩川内市のホームページから議会生中継を視聴できます。
○川内原発
シビアアクシデントが安全審査の対象になっていないのはなぜか
原子力発電所の第一の問題は、1979年の米国のスリーマイルアイランド事故や、1986年の旧ソ連のチェルノブイリ事故のように、原子炉の燃料が重大な損傷を受けるような大事故「シビアアクシデント」(過酷事故)の可能性を否定できないという問題があります。
6月議会の井上議員の質問に対して、岩切市長は「市民生活や環境に大きな影響を与えるような事故やトラブルが起きるとは考えていません」と答弁しました。9月議会では原発の過酷事故がなぜおこらないと言えるのかを徹底追求します。
○国民健康保険制度
(1)国保税滞納者への資格証明書、短期保険証交付について
薩摩川内市の国保加入者のうち資格証明書は160世帯、短期保険証は1031世帯に交付されています。資格証明書は医療機関で医療費を全額負担しなくてはならないためにお金がないとかかれません。そのために病気が悪化して死亡する例が起こっています。国会では日本共産党議員の質問に対して長妻厚労大臣が「払えるのに払わないと証明できた場合以外は慎重に取り扱うよう自治体にお願いする」と答弁しました。薩摩川内市が命を大切にする市政をおこなっているのか追求します。
(2)民主党政権が進める「国保の広域化」、「医療保険の一元化」について
払いたくても高くて払えない国保税、無保険者の急増など国民皆保険の崩壊が叫ばれる中、民主党政権が打ち出しているのは「国保の広域化」「医療保険の一元化」です。しかし、国保税が高いのは国が必要な国庫負担をしていないことが根本原因です。薩摩川内市が国に対して「国庫負担を増やせ」と対決姿勢で臨んでいるかを問います。
○小中学校再編の基本方針案について
市教育委員会は、小中学校再編の基本方針案について各中学校区ごとに住民説明会を行っています。住民説明会で市教委は、「複式学級の子どもたちはかわいそう」とだけを強調し、「再編は仕方がない」という空気をつくっています。しかし、複式学級にはメリットはないのか、極小規模学校廃止による地域衰退に対してどのような認識でいるのか、ゴールド集落対策との整合性など住民から出された意見を土台に教育長、市長に問います。
先の6月議会での一般質問録画です。原発と国保についてはちょっと準備不足。学校再編では結構追求しています。1時間以上の録画ですが、ぜひ見て感想をお寄せ下さい。
http://www.gikai-tv.jp/dvl-satsumasendai/2.html
http://www.gikai-tv.jp/dvl-satsumasendai/2.html