産業廃棄物処理場の候補地に川永野
おどろき、不安を訴える地元住民
薩摩川内市が産業廃棄物最終処分場(公共関与型)の候補地として県から説明を受けたことにともない、市議会としてのとりあつかいについて緊急の会派代表者会議が8日に行われました。会議には県の環境生活部職員が説明のため出席しました。今後は、11日全員協議会と会派代表者会議、議会運営委員会を開きさらに議会としての対応を検討します。
会議の冒頭で今別府哲也議長が、鹿児島県は県内29ヶ所の候補地のうち4月下旬に4候補地に絞り込み、5月7日には、薩摩川内市が候補地として選ばれるかもしれないと県から連絡を受けていたと経過を報告。
県の職員から、昨年5月下旬に植村グループの㈱ガイアテック社所有の砕石場跡地を産業廃棄物の最終処分場にできないか県に相談があった。グループは10月から東京のコンサルタント会社に依頼して調査に入っていた。その結果、初期投資や維持管理経費が大きすぎて企業単独では無理と判断。公共関与型最終処分場候補地として県に検討を依頼。鹿児島県は県内29候補地の中から同地を適地として選んだと説明しました。
「水が豊富な地域、地下水浸透の危険」(地元民)
県は、同地が交通の便が良く、付近に活断層がないこと、さらに地質が不透水性岩盤であり、地下水への浸透がない、屋根で被覆することによって雨水と浸出水を分けて管理が可能、処理水を河川に放流せずに直接下水処理場に搬送することが可能などの利点を挙げています。
しかし、地元住民は、「付近は水が豊富な地域であり、大雨が降ると複数の箇所から水が湧き出てくる。砕石場によって井戸が枯れるなどの影響があった。地下水への浸透の危険は大きい」「表立って反対とは言えないが気持ちは反対」「賛成、反対の前に産業廃棄物がどんなものなのか。その毒性について情報開示を求めたい」と県が突然発表した計画に驚き、不安を訴えています。(下写真は産廃処分場候補地となった㈱ガイアッテクの砕石場)
産業廃棄物と公共関与の管理型最終処分場
産業廃棄物とは、自動車、電気製品、食品等をつくるときに発生するごみ、住宅・道路などをつくったりこわしたときにでるごみなどをいう。管理型最終処分場は、廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、瓦礫類などの安定5品目と呼ばれる産業廃棄物や重金属や有害な化学物質などが基準を超えて含まれる有害な産業廃棄物以外の廃棄物を処分する。ゴムシートなどによる遮水措置、排出される水の処理施設等が設置され管理される。公共関与とは、県・市町村・民間団体等は一体となって第3セクター方式などで処分場等を整備し、運営するというもの。
