本日、株式市場が14時40分をもって東証1部・2部・マザーズを含む全銘柄の売買停止という異例の事態に陥りました。

大阪出張中のため、詳細は分かりませんが、どうやら「ライブドアグループの粉飾決算」が明るみに出たようですね。

ニュースを見ると、子会社の資産を売上高として計上した模様です。

これが本当だとすると、ライブドアはかなり深刻なダメージを受けるでしょう。

このことをきっかけに個人投資家を中心として大量の売り注文が出たようです。


この事態は以前から Y氏は指摘していました。

つまり、信用取引を行う個人投資家が増えたことによって、信用取引残が増え続けている現状で、急激に株価が下がると担保割れを起こします。

担保割れした場合、追加証拠金(追証)をすぐに投入できればいいのですが、そうでないと、担保を確保するため、ネット証券では自動的に売られてしまいます。

これが、今日急激に売買件数が増えた原因と考えられます。


さて自分はというと、最近、信用で買っていた株が上がっていましたので、かなり整理をしておきました。

もちろん、このような状況を想定していたわけではありません。

ただ、2月は安くなるだろうから、その前にある程度整理しておこうと考えていたのが幸いしました。


もし、12月半ばでこの状況が起こっていたら、ちょっと大変だったかもしれませんね。

やはり、「利食い千人力」という格言は本物のようです。


ただ、ここまで急激に下がりますと、すぐに飛びつき買いをしていいものか迷います。

個人投資家の中には、かなり損害を被った方もいると考えられますので、明日の市場動向はとても重要だと考えます。

ある意味、出張が今日でよかった気がします。

状況を見て、打診買いを行いますが、もう少し市場が落ち着いてからでも遅くはないかもしれません。

帰宅してから情報を集めたいと思います。


それにしても気になるのは、ライブドア問題がアメリカのエンロンショックのように大きくなるかも知れないということです。

エンロンショックではガス・パイプライン会社が、M&Aを繰り返して時価総額を上げ、粉飾決算まで行って株価を吊り上げていたわけですが、最終的には財務状況が当時のCFO(最高財務責任者)しか分からなかったといわれています。


ニュースをみると、どうも堀江貴文氏は実際どうなっているのか全容を知らなかった節があります。

全てはナンバー2といわれる宮内亮治氏が仕切っていたようです。

とすると、ますますエンロンショックと類似していますが・・・。

ちなみにエンロン社は会社更生法の適用を受け、現在存在していません。

このことによって、多くの投資家が被害に遭い、米国のコーポレートガバナンスを失墜させました。

ライブドアが同じ末路をたどらないことを切に祈ります。


いづれにしても、再度エンロン事件については検証しておく必要があると思いますので、早速東京に戻ったら、エンロン関連本を購入することにします。


何度も書きますが、明日の株式市場が今日のような展開になると、きわめて深刻な状況に陥る可能性があります。

東証が全銘柄の停止を行うなど、これまでなかったことです。

恐らく、東証のシステムに関しても、何らかの責任が問われることになるでしょうが、まずは無事に市場をこなすことが重要です。

不安心理を煽らないようお願いしたいものです。


しかし、そういうときこそ、


絶好の買い場


となることも事実ですが。


明日を待ちたいと思います。