先日六本木ヒルズで 松井証券社長 松井道夫氏、グットウィルグループ会長 折口雅博氏、慶応大学経済学部教授 島田晴雄氏によるパネルディスカッションを聞いて参りました。

各人のプロフィールは割愛しますが、松井氏の歯に衣着せぬ物言いは聞いていて楽しかった。

21世紀は集団から個の時代になる。

そういった松井氏は持論を展開していた。

彼は社員にどうか頑張らないでほしいと常日ごろ言っているそうです。

頑張らなくていい、会社が損をする方法を見つけてほしいとも言っています。

自分達が損をする方法を考えると、莫大な利益を生むと確信しているそうです。

この逆説的な発想は新鮮でした。

だって会社が利益を出すよう社員は頑張れとY氏は教え込まれてきたのですから。

会社が損をすることは、お客様の利益になる。

20世紀までの経営モデルは最新の技術を大量生産して安く供給することが重要だった。

これからは、個人が主体となる。

個から選ばれる形態に変わっていく。

つまり、彼ら個人が儲かる方法を考えることが大切だと主張していました。

天動説から地動説への変革期だといっていましたが、言い得て妙だと感じました。

また、折口氏は 

常に当事者たれ。

時代を読むセンスを磨くことが大事だと言っていました。

さすが日商岩井から90年代に一世を風靡したジュリアナ東京、ヴェルファーレを仕掛け、人材派遣や在宅介護サービスを行うグットウィルグループの創始者だけはあります。

時代の読む力に長けているのでしょうね。

最後に松井氏はこう締めくくりました。


企業の最大のコストは時代とのギャップである。


今回のパネルディスカッションを表すにふさわしい言葉でした。