多くの方は、自分が周囲からどのように見られているか、
気になると思います。
そして、自分で自分を見た時、
上手にできないことも多いのではないでしょうか?
その理由と、どうすれば良いかを
統一場心理学で説明してみます。
私たちは、自分の全体を同時には感じることができません。
心の中で、図のように、ある部分から他の部分を感じ取ります。
今まさに怒っている最中の人が、
周りの人から「そんなに怒るなよ」
と言われても、最も感情的なA(怒っている私)から
普段のB(普段の私)を感じているので、冷静に見えます。
それで、「私は冷静だ!」と感じてしまいます。
みなさんが、A(起こっている私)を自分の中で感じたいのであれば、
意識を動かす必要があります。
A(怒っている私)からB(普段の私)に戻ったとき(冷静になったとき)、
そこからAを感じてみると
「確かに、さっきは感情的になっていた」
と自覚できるはずです。
意識を動かしやすい人ほど、冷静に今の自分を感じれます。
冷静なAからは、「感情的になりやすい私」に思え、
楽しんでいるBからは、「つまらない私」に見え、
悲しいCからは「普段の私に戻りたい私」と考えるかもしれません。
主体的に意識を移動させ、
「普段の私」を感じ取ると、
徐々に全体が統合されていきます。
いつでも今の自分を冷静に正確に感じ、
その時の最善を選択できるようになってきます。