この辺だけかもしれないが浜の美味いものって、どうしてこうも美味そうに見えないんだろうか。
これを知らない人にどうぞと出しても「おぇッ・・」となることが目に見えるようで、「醜い」というのを山田弁では『みぐさい』(または『めぐさい』』という。
これを無理矢理漢字にすると「見難い」か「見辛い」か、要するに『醜い』ぐらいだろうと思う。
ちょっと余談だが、『めぐさめんけー』といいうのがある。
その「めぐさい」に『めんけー』(可愛い)をくっつけたもの。
今風に言うと、ちょっと古いが『ぶさかわ』的なニュアンスだ。
タイトルの『見ぐせーの』は「醜いもの」ぐらいの訳になるだろうか。
その見ぐせーの。この「イカの腑炒り」など最たるものだ。
どこからどう見ても美味しそうには見えない。
知ってる人は、まぁ「こんな感じ」ぐらいだと思うが世間一般的には『なんじゃこりや〜⁉️⁉️⁉️』ですよね普通は。
イカの腑を炒めて味噌で味付けしたものなのですがビジュアル的には強烈ですよね(笑)
新鮮なものが漁れる所ならではの逸品ですかね。
新鮮なものならば朝水揚げしてすぐ作ってその日の夕食でもまだまだ旨くて、次の日ぐらいはギリギリまぁまぁ。
ところが鮮度の落ちたものだと作ってすぐなら大丈夫ですが時間が経てばどんどん渋く生臭くなってしまうのです。
居酒屋さんなどでは味噌に加えていろいろ調味して出されたりしますが、つまりそういう事もその要因の一つだったりしますね。
さて、その身は刺身で。
その昔、魚屋さんがトラックで早朝からやって来てこの時季になると朝ごはんのおかずは殆ど毎日イカ刺しでした。
それを「贅沢❗️」と言われたものですが意味わかりません(笑)
と、まぁこんな感じで久しぶりの喰いもんネタでした。