世間にとっては、大型連休ことゴールデンウィークでした。そして俺にとっても。


特筆すべき事柄としては、作業用の目標である和室が一向に片付けられないので、臨時的に食卓を作業場にしまして、調味料と精密機器が隣り合っている状況が一時期ありました。


それが一つと、あと特筆事項は谷川俊太郎さんの

「谷川俊太郎

△◎◆❤︎⭐︎⬛︎

絵本★百貨展」という催しがあって、体験してきました。


文学に疎いうえに俺にはあまり接点がないと思ってたり谷川俊太郎が何をしてきたのかもほぼ無知な俺は、

音楽活動に大いに大きな割合を占めるうえに興味も持てる分野である事に衝撃を受けました。


主にこの気持ちを忘れないように綴ります。丁寧語は続けるのが難しいのでやめます。

まず、このような場に、しかも自分の意思で行ってなお文字をあまり読まない自分の活字苦手意識と短絡さを痛感しつつ、入って一つ目の角を曲がるところからずらっと並ぶデカい絵の羅列に目が行った。

そのデカい絵は大きく分けて5壁面につづいて羅列されていて、1つの壁面ごとに足元にスピーカーがある。壁のデカい絵は「えをかく」という絵本の挿絵を大きく並べたもので、スピーカーからは絵本を朗読する谷川さんの割と最近録音された音声が流れていた。

朗読を聴きながら歩いていく事で、それぞれの絵も見れるというのが主な楽しみ方だろう。谷川俊太郎という名前ぐらいは俺ですら知っている有名な人の声が新鮮だったし、読み方もメロディや表情があって今でも耳に印象として残っている。


写真はこれだけだ。


次に、今出先なのでタイトルは分からないが、文章を一文ずつ加えて1ページずつ違うシーンの挿絵が描かれた作品の抜粋が額縁に入れられて飾られていた。

「これは すいへいせんの むこうから ながれてきた いえ」


「これは すいへいせんの むこうから ながれてきた いえで」

「ひるねしていた おじいさんの ガブリエル」


といった具合に、どんどん文が増えていく。

しかも文章はミクロになったりワープしたり、かなり刺激的な展開を見せる。挿絵もそれに合わせてミクロったりワープしたり。


全部のページを読んだわけでも明確に覚えているわけでもない俺だが、とにかくおもしろいやん!という事ははっきりと思ったし、その事だけははっきり覚えている。

もしかしたら皆知っている手法なのかもしれないしどう思うかは人それぞれだが、俺はこの辺りからこの催しに惹かれ始めていた。


次だが、「オサム」


⭐︎の中に書かれた説明を読むと、多分もともと谷川俊太郎の「ぼくのゆめ」という詩があって、絵本にするために、あべ弘士という人が挿絵を描いたという事かなと思うが、

いいひとになりたい、というオサムというキャラクターを絵にしたらゴリラになったらしい。えーー!ここでも驚かされる。


最後にするが、

擬音、オノマトペとも呼ばれるものを自分はどう思い付くか、とか


同じぴよぴよでも楽しそうなぴよぴよと、しょんぼりしたぴよぴよがあるなど、音楽活動などにも活かしたいと思った。


谷川俊太郎という俺にとっては教科書に載っている歴史上の人物のような人が今も健在で、とりあえず絵本だけでも200冊くらい手掛けているという事や、読み手への作用がとても深い人だという事が分かった。きっかけは知人が絵本や谷川俊太郎に縁があるという事で体験しに行ったんだが、結果として自分のために行って良かったの一言だった。


絵本の世界から飛び出した、子どもから大人まで誰もが楽しめるおもしろい展覧会です。とHPに書いてあったが、まさにその通りだと思う。6/16の日曜まで開催。


クローバー次回LIVEクローバー

2024.5.21@The Voodoo Lounge