袋井市の『たまごふわふわ』の余韻に
浸りながら、次のB級グルメである
『浜松餃子』の店を目指して、更に西へ
車を走らせる。
この頃から、雨がだいぶ小降りになって
来ていて、かなり走りやすくなってきた。
袋井市から磐田市に入った時に、
ふと思った。
個人的な話だから、その時は相棒には
言わなかったけど、オイラの会社の後輩が
交通事故で、この磐田市にある病院に
入院しているのだ。
一瞬、お見舞いに行こうかと思ったけど、
後輩と相棒には接点が全くないので
お互い気まずくなりそうだたから、
そこはスルーすることに。
まあ、この場を借りてひとこと。
『早くよくなれよ。お大事に』
さてさて。
浜松市に入り、JR浜松駅の近く。
浜松市のほぼ中心街にたどり着いたのは
世間的には昼飯タイム。
嫌な予感を抱きながら、お目当ての
餃子屋【むつぎく】を探す。
しかし、なかなか見つからない。
車のナビ、携帯のナビ、スマホのナビと
3つを駆使して、やっとのこと店のありか
が判明した。狭い路地の途中にあって、
車で行くには、ちと気が引ける道幅だ。
けど、そこはあえて気にせず、
一応店の前まで行ってみた。
わっ! マジか・・・。
嫌な予感は的中した。
店の前には20人以上の行列が・・・。
普通なら餃子食べたさに、仕方ないと
諦めて素直に並ぶのだが、
今回は少し事情が違う。
それは、この日に泊まる旅館の
チェックインする時間にあった。
普通なら旅館のチェックイン出来る
時間って、だいたい15時~17時くらい
なんだけど、今夜の宿は何と、13時から
チェックイン出来るのだ。
ちなみに、チェックアウトは11時。
この旅館の謳い文句が『22時間の滞在』
だから、少しでも長く滞在したい
オイラ達にとっては、このあとの
道のりを考えると、餃子を食べるために
並ぶような無駄な時間は費やしたくない。
あのまま並んで食ってたら、旅館に
到着するのは夜になっちゃう。
百歩譲って考えるとして、浜松餃子は
通販でも買えるから、とかって
前向きに捉えることにして、泣く泣く
浜松餃子を諦めた。
さてと。
この日に用意していたB級グルメは
以上なので、あとは旅館到着までに
いかに腹を空かせるか、が課題だ。
なぜなら、今夜の宿は、夕食も朝食も
食べ放題のバイキングだからだ。
だから、なるべく腹を空かせるべく
何も食わない予定だ。
けどまあ、飲み物はOKってことで、
この旅のルールの1つとしてあるのが
マクドナルドのドライブスルーで
マックシェイクを買う、というのがある。
今の時期は、コレ。

森永製菓のミルクキャラメル味の
マックシェイク。
カップもキャラメルのパッケージ柄だね。
シェイクを買い込み、車はいつしか
愛知県に入る。
豊橋市から豊川市。そのまま奥三河方面
へと進む。
国道151号線から国道257号線へと
突き進む。
全ては、温泉宿でマッタリするため。
実は、この旅の相棒は、無類の電車好き、
世間ではいわゆる
『鉄道オタク(鉄っちゃん)』と
呼ばれている種族なので、
毎回旅のどこかで別行動をして
電車に乗りに行く。
旅のコースにあるローカル線に
乗るのだが、今回は趣きを変えて
廃線を辿ってみようと目論んでいた。
奥三河地方には50年くらい前に
『豊橋鉄道 田口線』というローカル線が
通っていたのだが、今はない。
けど、かつてレールがあったであろう
軌道跡は、所々ではあるが車が走れる
道路になっている所がある。
もちろん、車すら通れない
荒れ果てた軌道跡もあるのだが、
軌道跡を通れば、少しは電車に乗った
気分に浸れるかな、と思ったんだけどね。
レールはないけど、奥三河の郷土資料館
には、1両ではあるが車体が展示して
ある。
いつもならローカル線の旅を相棒に
楽しんでもらうのだが、今回は雨が
続いているし、大した路線もなさそう
なので、この田口線の軌跡を辿って
我慢してもらおうと思っていたんだけど、
宿へ急ぐために、それさえ中止せざるを
得ない状況だ。
とりあえず、今は宿が優先だ。
まだあと2日あるし、2日目は結構時間が
あるはず。だから田口線は明日に。
すまん! 相棒!
車は、国道153号線に出た。
右に曲がって長野県の昼神温泉卿を
目指す。
その⑤につづく・・・。
(。・ω・。)ゞ