日常、よく見かける光景として、犬の散歩をしている人がいる。

道にある何かに一心不乱に興味を示し、そこから動かない犬もいれば、

リードをピンと張って、飼い主をも引きずる勢いで、どんどん先に進む犬もいる。

先日、それとよく似た光景を見た。

一見、犬の散歩風なのだが、リードの先につながれている生き物が犬ではない。

それは、紛れもなく 「豚」 である。

それも、明日にでも養豚場から出荷出来そうなくらい、丸々と太った大きな豚だ。

一瞬、 「えっ?」 と思ったが、やっぱり豚だ。

確かに、豚をペットにしてはいけない、ということはないが、アスファルトや

コンクリートに囲まれた街中で見ると、ちょっとびっくりする。

もしかして豚が突然暴走したら、あの飼い主は制御出来るのか?

そう思ってリードを見ると、実に頼りなさ気な細い物だ。

そして、ふと思った。

もしあの豚が天寿を全うした暁には、飼い主の腹の中なのか、と・・・。


(`・ω・´)ゞ