誰でも自分の中に勝手に作った


『好きな食べ物 ベストテン』


というランキング・ボードを持っているでしょう? (・ω・)/


オイラにもあります。


そこのランキング・ボードに


かなり昔からランク・インしている


食べ物があります。


それがコチラです。 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

      ↓


かっとび小僧の 『言いたい放題』


まあ、知っている人も多いかと思いますが、


日本でほぼ初めてに近いくらいに駅弁を発売した、という


群馬県・松井田町にある、おぎのやの 『峠の釜めし』 です。 \(゜□゜)/


(初めてかどうかは諸説あるので微妙すが、


 箸袋には 『日本最古の駅弁』 の文字が・・・)


醤油ベースの炊き込みごはんの上に、しいたけ、たけのこ、


鶏肉、ささがきごぼう、うずらの卵、あんず、栗、


グリーンピース、紅しょうが


という具が入っています。


それとは別に香の物が付いてきます。 ヽ(゚◇゚ )ノ


http://www.oginoya.co.jp/ ← おぎのやのサイトです)



ここから先は、あいまいな記憶で書きます。


間違いがあってもスルーしてください。 (`・ω・´)ゞ



その昔は、信越本線の横川駅 ~ 軽井沢駅にある


急勾配な碓氷峠を上り下りする列車に補助用の機関車を


連結させたり切り離したりするため、


両駅ともに停車時間が長かったのです。


その停車時間を利用して、この駅弁は売られていたのです。


現在は長野新幹線の開通に伴い、


横川 ~ 軽井沢 間は廃線となっているので、


群馬県側から来ると横川駅が終点になっています。


そこの駅構内や駅前で店を構えているのが


この 『おぎのや』 なのです。


おぎのやは、国道18号線沿いにもあり、


大きなドライブインでもあるので、


よく観光バスなんかが停車しています。



昔は、横川駅で補助機関車の連結を待つ間に


この釜めしを買ったものです。


ホームで、昔ながらの駅弁売りのスタイルで


売り子のおっちゃんが列車の窓に近づいて来ると


窓から 『釜めし3つね。あとお茶も』 などと言って


お金を渡して釜めしを受け取ってました。


やがて列車が発車すると、


売り子のおっちゃん達は、列車が見えなくなるまで


ホームで深々と頭を下げていました。


さて、峠に差しかかった列車は四季折々の風景の中を


ゆっくりと進んで行きます。


そこで、さっき買った釜めしを食べながら


釜めしの味と、碓氷の景色を堪能するのです。



時代が変わり、列車が特急などの窓が開かない構造の


列車であっても様子は同じです。


ただ、客車の窓は開かないので、ホームに降りて


買うのですが、あいかわらず停車時間は長いので


慌しくはないです。



さらに時代が流れ、長野オリンピック開催が決まると


新幹線が敷かれました。


軽井沢には新幹線の駅が出来ましたが、横川はスルー。


それどころか、碓氷峠の軌道そのものが廃線となり、


新幹線以外の列車も碓氷峠を通らなくなり、


横川駅が群馬県側の終点になってしまったのです。


。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



では、峠の釜めしは・・・?


安心したまえ。


ちゃんと新幹線の車内販売で買えます。


しかし、この販売方法。


個人的にはちょっと納得行かないんですけど・・・。 ( ̄∩ ̄#


なぜなら、群馬県の高崎駅を出た辺りから車内販売が


始まるのですが、例えば、高崎駅出発10分後くらいに


買ったとしましょう。


で、一息ついて、付属のお手ふきで手を拭き、


おもむろに、包みを開け、さて食べようとすると


あれ?もう軽井沢・・・? ( °д°)


で、食べながら窓の外の飛ぶように流れる景色を


見ていると、あれよあれよ、という間に終点の長野に到着~。


情緒も風情もあったモンじゃない。 ヽ( )`ε´( )ノ



現在は鉄道よりも車を利用することの方が多いので、


国道18号線のドライブインや上信越自動車道の


横川サービスエリアで買うことの方が多いです。



時代は移り、乗り物は変わり、買う場所が違っても


この釜めしの味だけは変わりません。


嬉しい限りです。 :*:・( ̄∀ ̄)・:*:


これからも、この釜めしは


オイラの中の 『好きな食べ物 ベストテン』 の


ランキング・ボードに長くランク・インし続けることでしょう。


(`・ω・´)ゞ