さっそくだからきのう見た映画を記録。
「MASH」
戦争映画。
以前はあまり見なかった戦争映画最近よく見る気がする。
私がアルトマンを好きになったのはいつからだろう。
あまり覚えていないけれど晩年の作品はかなり見てるんだわ。
朝鮮戦争下の米軍外科病院に配属された医師たちのおはなし。
ハチャメチャなことばかりするのだけど技術はスペシャル。
はっきり言って悪ふざけが過ぎることばかりなんだけど
戦争という特殊な状況下でむしろそうすることで大切なことを守る、そうやって切り抜けていくしかないんだねきっと。
仲間を大切にすることや、医師の職務である命を救う、ということは生きていくうえでの基本だから。
映画はホークアイ(ドナルド・サザーランド)が国に帰るところで終わる。
一緒につるんでいた仲間に、軍病院を離れることを告げるシーンが印象的。
告げられた仲間は手術の手が止まる。やっぱり不安なんだ。
悪ふざけの首謀者ホークアイがいなくなった後もこの不安を隠してて笑って過ごせるのだろうか、
動揺しちゃうよね。
この人として常軌を逸しないように必死、というのはやはりベトナム戦争時のほうによく言われていることの気がする。「フォーザボーイズ」で指を集めている少年のアメリカ兵を思い出す。
アルトマン本人も言っているけれど
ベトナム戦争時に朝鮮戦争を通して、ベトナム戦争を描いたということなのね。
映画評論家の町山智裕さんが言っていたことだけど
何かをとおして別の何かを描くというのはシナリオのテクニックのひとつだと。
別の時代を描くのだけど、そこで描いていることは今起きていて私たちがなんとなく感じていることで
だから共感するんだって。それがテクニックだと。なっるほど。
ドナルド・サザーランドを見てほんとにびっくりしたのは
キーファー・サザーランド(24のジャック・バウアー)はほんとにお父さんにそっくりなんだな。
二人ともエキセントリックがよく似合う。
ただの善人は絶対出来んな。
それから、音楽が効果的な映画だった。
オープニングの「Suicide Is Painless」は曲調と詩のマッチングが絶妙だわ。
あいだあいだで流れる日本の歌謡曲が滑稽で好き。
そうだ、わすれないように
軍病院にながれるスピーカーからの放送は最後の編集で足したとアルトマンがメイキングで言ってた。
たしかにあれがなかったらストーリーが散漫になるんだね。
巨匠の話すメイキングは勉強になるー。
