映画作家の想田和弘さんが三浦瑠璃が沖縄知事選について書いた記事を批判してたので、「この人久しぶりに見たなぁ・・・」なんて思いながら、記事を全文読んでみました。

 

 

『【iRONNA発】沖縄知事選 沖縄の政治に色濃く残る「ムラ社会」 三浦瑠麗氏』

 

 ある程度は覚悟していたのですが、予想以上に中身スカスカで笑ってしまいました・・・ここまでくるとある意味一種の才能と言っていいのではないでしょうか(=_=)

 

 私は、コチラの想田氏のツイートを見て、「一見何か言ってるように見えて、実際は何も言ってない。だけなんとなく一定の方向に向かってフワッと世論を誘導していく東大話法のお手本のような人物三浦瑠璃さん」とツイートしたのですが・・・

 

 コチラが今回の記事の種明かし・・・

 

 

 ちなみに、Wikipediaで『東大話法』の項を読むと・・・

 

東大話法(とうだいわほう)とは、東京大学東洋文化研究所教授の安冨歩が著書『原発危機と「東大話法」』(2012年1月出版)で提唱している用語。この用語について、安冨は『東京大学(東大)の学生・教員・卒業生たちが往々にして使うとされる「欺瞞的で傍観者的」な話法』と定義している。

 

とあり、20の具体的な規則が挙げられています。

 

東大話法規則一覧


1 自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
2 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
3 都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。
4 都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。
5 どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
6 自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
7 その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
8 自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
9 「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく。
10 スケープゴートを侮蔑することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。
11 相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。
12 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
13 自分の立場に沿って、都合のよい話を集める。
14 羊頭狗肉。
15 わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
16 わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
17 ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
18 ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。
19 全体のバランスを常に考えて発言せよ。
20 「もし◯◯◯であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。

 

 先の想田氏山崎氏のツイートを参考にすると・・・

 

「基地反対とは別次元での沖縄の未来ビジョン」を示していたのに、それを一切無視して「そこには大構想はなく、将来の沖縄がどのように食べていくかを描く戦略も不足していました」という印象操作

 

は、

 

2 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
3 都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。

 

が当てはまるでしょう。ちなみに、三浦瑠璃氏の文章の特徴として、他者の発言や文章をほとんど引用しないことが挙げられます。

 

争点は明確でした。ただ、それは従来の「基地」と中央からの「バラマキ」の不毛な対立に終始しました。

 

とまで断言しているのですから、普通に考えて、佐喜眞と玉木氏の発言や公約を引用して詳細に分析しそうなものですがそれは一切しません。結局のところ目的はフワッとした印象操作で自説を正しいと思わせることであって、具体的な論証プロセスは省略されます。

 

論点をあっちこっちへ散らして受け手を混乱・疲弊させた揚げ句に「AもBもどっちもどっち」と突き放し

 

 というのは、最初の部分を見ただけでも明らかであり、両陣営の主張や政策を一切分析せずに、「両者はグランドビジョンが無かった」というような意味のことを主張し、大胆な改革の例として橋下徹や石原の都構想や都政改革を挙げます。もっとも、沖縄という地方と東京や大阪といった大都市での政策を一律に論じること自体がナンセンスですし、また大阪都構想に関しては、明らかに官邸は支持をしていたのであって地方と中央の対立などどこにもなく、そもそも論として分析がメチャクチャなのですが、その後全然関係話をアレコレ持ち出して、うやむやにした上で、最後に、脈絡もなく政権擁護の主張を述べて終わります。

 

16 わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
17 ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
18 ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。

 

 また、想田和弘が「何が言いたいのかさっぱりわからない。」と書いているように全体的には意味不明です。

 

 特に後半の内容は酷くて、

 

沖縄の問題は、政府の積極的なリーダーシップと真の地方分権以外に解決の糸口はありません。

 

は、もろに矛盾する概念を同時に持ってきてるのですから、理解できるはずがありません。『1984年』の「戦争は平和 自由は隷従 無知は力」と同じです。「シャープの問題は、経営陣のトップダウンによるリーダーシップと現場への決定権の移譲以外に解決の糸口はありません。」などと言っているのと同じです。普通に考えればあり得ないことなのですが、それまでの支離滅裂な前振りによって読者の頭が十分に混乱しているので、なんとなく受け入れられています。

 

5 どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。

11 相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。

 

 このように、意味不明かつ支離滅裂な文章が延々と並べ立てられているのですが、最後には唐突に、

 

沖縄県知事選の報道は、どちらが「勝った」「負けた」を安倍晋三政権の政権運営への影響に変換してのみ理解しているものが多い。けれども、日本のいびつな中央=地方構造こそ、真の改革を阻むものなのです。

 

となります。沖縄の場合、基地問題という明確な地方と中央のコンフリクトが存在する以上、選挙の争点として中央との利害関係の調整が重要になるのは当然であるのに、なぜかそれは日本のいびつな政治構造ということになり、かつその日本特有のいびつさというものを海外の例を持ち出して客観的に論証することは決してありません。さらに、そのようないびつな構造を乗り越えようとした例として、日本国内の大都市の地方議会になる大阪の都構想や、東京の都政改革を持ち出しているのですから、全くもって意味不明。

 

 結局は、

 

どちらが『勝った』『負けた』を安倍晋三政権の政権運営への影響に変換してのみ理解しているものが多い。けれども…」という形で、産経の望み通り、安倍氏や菅氏に敗北責任追及の矛先が向かうのを逸らしている。

 

 というだけの話であり、この文章から読み取れるのは、「日本の政治のいびつな構造」でも、「沖縄に残るムラ社会的な悪習」でもなんでもなく、単に三浦瑠氏の政治的、あるいは言論人としてのポジショニングと地方への差別意識であり、論文自体は、政府の何かの審議会のメンバーに入れてもらうための小論文の試験問題のようなものであって、読者からすると読むだけ時間の無駄というものです。

 

 彼女には、是非沖縄県民のムラ社会性を批判する前に、自分自身のお上に徹底的に迎合しようとする卑屈なムラ社会的田吾作根性を鑑みては如何でしょうか?などと皮肉の一つも言ってやりたい気分になります(´・ω・`)

 

 

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 最近、面白過ぎてずっと見てるスレ・・・

 

【結婚】古谷経衡66【おめでとう】

 

「ちょwwおまwwwソレwブーメランwwww」的な5ちゃんねる的というか産経新聞のks記事的なノリは好きではないし、色々な発言をしている人物であれば、どうしてもどこかで過去の発言との矛盾が出てくるのは仕方ないのだけど、ここまでくるとほとんどギャグ(いや、ほとんどというかまんまギャグだな・・・)。

 

794右や左の名無し様2018/10/08(月) 18:04:27.29>>795
shibainu(野良犬)@shibainucyan 
なんかネトウヨばかり批判していますね(左も相当ヒドイのに)。 
なにか私怨でもおありですか? 
7:07 - 2018年10月7日 

古谷経衡@テレビ朝日『ワイドスクランブル』隔週木曜日出演 
? @aniotahosyu 7:07 - 2018年10月7日 
「在日を叩き出せ!」「シナ人は嘘つきの盗人民族!」「沖縄の基地反対派は土人」「安倍総理が嫌いなら日本から出て行ってください」 
「沖縄は中国に侵略される!」…こんなトンデモ・デマ・差別を、放置しておけばいずれ日本は世界の三等国になる。
そういった危機感のみが私を突き動かします。 

 

古谷経衡@テレビ朝日『ワイドスクランブル』隔週木曜日出演さんがmaabooをリツイートしました 

「在日は日本から出ていけ」「反基地活動家は土人」「シナ人は盗人民族」は意見ではない。単なる差別だ。 
これらの言説は憲法で保障された「言論の自由」の枠外にある。要するに守る必要はない。また「多様性」の中にも含まれない。「黄色いジャップを根絶やしにしろ!」が意見ではなく差別なのと同じ。

 

 

古谷経衡@祝増刷!『日本を蝕む極論の正体@aniotahosyu 2011年08月05日 
ハァなるほど…でもあんまし「食糞食糞」じゃアレなので、「奴隷李朝」とか「新型民族ファシスト国家南朝鮮」とかにしませんか。

 

古谷経衡@テレビ朝日『ワイドスクランブル』隔週木曜日出演 
「自称保守」はいつからか『在日特権』を言い出した。それが「アイヌは居ない」という珍説を挟んで『沖縄は中国に侵略されている』という 
デマに至るまで約15年。ネット右翼界隈のトレンドは、都市伝説→アイヌ→沖縄へ行きついた。沖縄には沖縄出身の親基地派の活動家がいるので、なかなか手ごわいぞ 
10:16 - 2018年10月7日 

 

 

799右や左の名無し様2018/10/08(月) 18:27:35.83
>>797 
北海道にアイヌ差別はなかった。 

古谷経衡@2/17『意識高い系の研究』@aniotahosyu 2011年01月16日 

アイヌは概念じゃないだろ・・あんたら内地人のプロ(活動家)が差別差別と騒いでるだけだろうが 
北海道にアイヌ差別なんてなかったよ。キモオタ差別はあったけど。

 

802右や左の名無し様2018/10/08(月) 18:34:35.65>>806
>>796 
古谷の韓国在日へのヘイト推奨発言 

古谷経衡@aniotahosyu 2012年11月04日 
優越感の裏返しに、在日を見下して自分は高潔なリベラルを気取っている典型的エリートの朝日新聞的な 
人間から比べると、素直に「韓国が嫌い」「在日嫌い」という人々の方が余程素直であると思う。 
余程人を対等に見ているのではないか。だから嫌いは嫌いで良い。その嫌いという声を封殺してはいけない。

 

百田尚樹大先生へのありがたい助言・・・

 

古谷経衡@aniotahosyu  
貴殿と私は過去、共通の編集者を介して仕事をしている。しかし、貴殿は私に先制して「モップ頭」等と私の外見を 
CS放送等で公に中傷・毀損している。だが私は今の処、冒頭の仁義を尊重して貴殿の中傷を看過している。 
30歳弱年下の私からネットリテラシーの云々を指摘される事を恥じ入る様に願う。以上 

 

 ネットリテラシー云々言うなら過去のヘイトツイートくらい消しておいたら如何かな?と・・・( ̄▽ ̄;)

 

 最後に、彼が決して、「自分は転向した!!」と宣言しない理由・・・

 

709右や左の名無し様2018/10/05(金) 16:06:42.55
菅野経衡☆(ゝω・)vキャピ 
@2kikiyaya 

古谷経衡のサヨ化ってなるべくしてなったって感じかな 
古谷は過去の発言、過去の行動で色々やらかしてる訳 
その過去を左巻き連中から晒され攻撃されないようにするには、ネトウヨ罵倒芸と保守がぁーで左巻きに媚びて見逃してもらうしかない 
保守をディスっても怖くはないけど左巻きは怖いからね?? 

6:38 - 2018年10月4日 

左巻き連中にしても、古谷経衡は利用価値がある 

日頃から、古谷ってやたら右派保守を自称してる 
そんな右派で愛国保守様が保守を批判してるって構図、これは左巻きに受ける 
古谷だってそれはわかってるから転向したとは決して言わない 
奴は今でも、保守で右派って設定その方が仕事が来るからね?? 


https://twitter.com/2kikiyaya/status/1047843528544382976 ;
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)

710右や左の名無し様2018/10/05(金) 20:00:19.93
この人はチャンネル桜時代は「俺って左翼だよ」って言ってたからね。 
その人が今はあえて「保守を自称」するってことは・・・ 
ご名答だよ。

 

 久しぶりのブログ更新でこんなks記事で申し訳ないとは思うのだけど、まあ今の自分にはコレが笑えて仕方ないのだからしょうがない・・・

 

日本を良くする!!

 

なんて、立派な大大大事業は京都大学あたりにいる頭のよくて御偉い先生方や永遠の新進気鋭若手評論家様にお任せして、我々3歳児連は、どうしようもなく没落していく国家と文明を面白おかしく眺める笑うくらいしか出来ないのではないでしょうか?

 

 

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 先日、日本の推理小説三大奇書の一つとされ、「読むと精神病になる」と言われている『ドグラマグラ』という作品をYouTubeにアップされている朗読音声で聴き終わりました。

 

 

「まともに要約することは到底不可能な奇書」(Wikipedia『ドグラマグラ』項)とも言われる作品で内容の説明は難しいのですが、一応基本的には大正15年頃の九州帝国大学医学部精神病科の病室で展開される一人の特異な精神病患者と、二人の天才精神科医の話であり、世にも稀な特異な遺伝性の精神疾患を抱える主人公の「私」が、私を患者であると同時に実験対象として治療観察する二人の天才精神科医である精神病科教授の正木敬之先生と法医学教授の若林 鏡太郎先生に翻弄されながら自我と自身の記憶と精神を取り戻していく(?)話です。

 

 面白いのが、主要な登場人物全員が、天才であると同時に狂気に憑りつかれている点です。後半は、ある絵巻物が物語のキーになってくるのですが、その絵巻物を描いた人物が1000年前の唐時代に若くして天才と称せられた画家呉青秀なのですが、この呉青秀が狂気に憑りつかれて描いた絵巻物が呪いとなって、後の呉家の代々の家系に狂気の遺伝性の精神発作を起こさせていきます。

 

 で、まあ二人の天才精神科医のうちの一人である正木先生は「狂人の解放治療」という計画を発案し、精神病者の集団を広場に開放して自由に行動させる「解放治療場」というものを作ります。この精神病者の解放治療場というアイディアは一部で批判に晒されるのですが、正木先生はこともなげに、「この世の中に生きている人間はすべて皆、程度の差はあれ精神病者であり、この世の中こそ巨大な狂人の解放治療場なのだ」といった主旨の発言をします。

 

 具体的な人物には言及しませんが、まあ、現実の世界にも平気な顔して精神病者であったり統合失調症の診断を受けながら政治について語ったり、配偶者をぶん殴ったあとに事を致すような変質者などが平気で存在するわけであって、なるほどこの世は巨大な狂人広場だと言われても「なるほど納得!!」といった感もあります。そういや、お尻フェチの男の抱える苦悩に触れ、「お尻フェチの変態が電車の中で女性のお尻を触る権利を保障しろ!!」とか書いて炎上したバカもいたっけ?なんでも、そいつは評論家やる前には21万円の宇宙エネルギーマットを販売して大儲けしてたとか・・・

 

 この物語は、主人公の「私」が、正木教授、若林教授という、二人の先生に翻弄されて、この世の中のありとあらゆるものを信用できなくなっていき、ついには自分自身の思考までもが信用できなくなり、全てが崩壊するという過程を永遠に繰り返していくといういわゆる夢オチというかループモノなのですが、ある種の独我論、あるいは人間の認知の力の限界や物事の不可知性というものをテーマにしているように思えます。もっとも、作中でこの作品はどこまでもナンセンスであると明言しているのですが・・・。「ドグラ・マグラ」の作中では途中、主人公の私が「ドグラ・マグラ」なる書物を見つけ、「これはある精神病者が書いたものだ」と説明を受けます。

 

主人公とも言うべき青年が「ドグラ・マグラ」の作中で「ドグラ・マグラ」なる書物を見つけ、「これはある精神病者が書いたものだ」と説明を受ける場面では、登場人物の台詞を借りて、本作の今後の大まかな流れが予告されており、結末部分までも暗示している。このことから、一種のメタフィクションとも評し得る。

(Wikipedia『ドグラ・マグラ』

 

「……これは何ですか先生……このドグラ・マグラというのは……」
 若林博士は今までになく気軽そうに、私の背後うしろからうなずいた。
「ハイ。それは、やはり精神病者の心理状態の不可思議さを表現あらわした珍奇な、面白い製作の一つです。当科ここの主任の正木先生が亡くなられますと間もなく、やはりこの附属病室に収容されております一人の若い大学生の患者が、一気呵成かせいに書上げて、私の手許に提出したものですが……」
「若い大学生が……」
「そうです」
「……ハア……やはり退院さしてくれといったような意味で、自分の頭の確かな事を証明するために書いたものですか」
「イヤ。そこのところが、まだハッキリ致しませぬので、実は判断に苦しんでいるのですが、要するにこの内容と申しますのは、正木先生と、かく申す私とをモデルにして、書いた一種の超常識的な科学物語とでも申しましょうか」
「……超常識的な科学物語……先生と正木博士をモデルにした……」
「さようで……」
「論文じゃないのですか……」
「……さようで……その辺が、やはり何とも申上げかねますので……一体に精神病者の文章は理屈ばったものが多いものだそうですが、この製作だけは一種特別で御座います。つまり全部が一貫した学術論文のようにも見えまするし、今までに類例の無い形式と内容の探偵小説といったような読後感も致します。そうかと思うと単に、正木先生と私どもの頭脳を嘲笑し、飜弄するために書いた無意味な漫文とも考えられるという、実に奇怪極まる文章で、しかも、その中に盛込まれている事実的な内容が亦また非常に変っておりまして科学趣味、猟奇趣味、色情表現エロチシズム、探偵趣味、ノンセンス味、神秘趣味なぞというものが、全篇の隅々まで百パーセントに重なり合っているという極めて眩惑的な構想で、落付いて読んでみますと流石さすがに、精神異常者でなければトテモ書けないと思われるような気味の悪い妖気が全篇に横溢おういつしております。……もちろん火星征伐の建白なぞとは全然、性質を異ことにした、精神科学上研究価値の高いものと認められましたところから、とりあえずここに保管してもらっているのですが、恐らくこの部屋の中でも……否。世界中の精神病学界でも、一番珍奇な参考品ではないかと考えているのですが……」

(青空文庫『ドグラ・マグラ』

 

 また、作中の重要なテーマの一つとして脳髄の働きというものがあるのですが、作中の登場する主要人物のほとんどは天才であると同時に狂気に憑りつかれた人間もあります。このことは、ある意味で、天才性と狂気の類似を示唆する者であり、天才の発揮するある種の異常な集中力や執着心と狂気との関係、あるいは天才の発揮する異常な集中力と脳機能と精神の高揚と狂気や沸き立つ異常な欲望といったものとの関係性が示唆されています。

 

 異常な執念で正気や真実を追求し、結果として狂気と崩壊に至り、そこから再び正気から高揚、狂気から崩壊という過程を無限に繰り返し、その過程がどこまでもナンセンスであると同時にミステリアスでもロジカルでもある。

 

「実に奇怪極まる文章で、しかも、その中に盛込まれている事実的な内容が亦また非常に変っておりまして科学趣味、猟奇趣味、色情表現エロチシズム、探偵趣味、ノンセンス味、神秘趣味なぞというものが、全篇の隅々まで百パーセントに重なり合っているという極めて眩惑的な構想」

 

「つまりこの原稿の内容が、徹頭徹尾、そういったような意味の極度にグロテスクな、端的にエロチックな、徹底的に探偵小説式な、同時にドコドコまでもノンセンスな……一種の脳髄の地獄……もしくは心理的な迷宮遊びといったようなトリックでもって充実させられております」

 

というのが、作中で語られる若林教授の『ドグラ・マグラ』評の一部です。

 

 ところで、現在小説ではなく現実世界で面倒なことが起こっていて、なかなかなんでもかんでも自由に書けないようなところがあります。YouTubeライブの配信(もしくはアーカイブ動画)を見てくれている方はなんとなく事情察してもらえると思いますが、現実社会に関して論評しにくい部分をあえて小説作品の批評として書いてみました・・・的な?

 

 

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