お盆☆ | 山崎勝之オフィシャルブログ「できれば、崎でなく 山竒 で」Powered by Ameba

お盆☆


毎年お盆は

ご先祖様を家にお迎えするんだ





小さい頃から盆迎えはいつもおじぃちゃんと自分の担当だチョキ



盆迎えのやり方はおじいちゃんから教わったキラキラ



おじぃちゃんこだったニコニコ





子供の頃はおじぃちゃんの部屋で毎日寝ていた



おじぃちゃんは温泉が好きで

近所の温泉に行くときはいつもくっついていった温泉

多いときは週5回(笑)



小学校から帰ると

おじぃちゃんがいつも時代劇を見ていた

なので自分もよく見てた

時代劇は何気に詳しいにひひ



相撲をやってる時は

【時代劇】→【相撲】の黄金パターン

時代劇と相撲に詳しい小学生だった(笑)



高校生になると電車通学だった電車

最寄りの駅まで自転車行き自転車

電車電車乗るんだ



自分が高校生になった時も

おじぃちゃんは若くて

まだ50代だった



元気もりもりだグー



その頃、時間にルーズだった自分はいつもギリギリに家を出る

間に合わない時はもちろんある

その度に


  「おじぃちゃん!!次の駅まで送ってって!!


と、最寄り駅の次の駅まで車で送ってもらった車DASH!

ぶっ飛ばして電車を追い抜いてね(笑)



高校を卒業して

上京した



お盆になると帰省して

盆迎え



おじぃちゃんと自分の担当だ





東京に出て数年後

俳優になって初めて主演をする事になった

家族はすごくよろこんでくれた



もちろん、おじぃちゃんも



撮影に入った



おじぃちゃんは体調をくずした



撮影が終わりお見舞いにいくと

おじぃちゃんは少し痩せていたが

元気もりもりだった





しばらくして入院した





東京で仕事をして

時間ができたら帰省した



お見舞いに行く度

おじぃちゃんが痩せていくのが辛かった





主演した作品のポスターが出来上がった


顔が大きく出ていて

名前が一番最初にあるポスター


嬉しかった





突然





おじぃちゃんの危篤の連絡を聞いた



出来立てのポスターを持って新幹線に飛び乗った



病院に直行した



病室に入ると

親戚がベットの上のじいちゃんを囲んで声をかけていた



おじぃちゃんに近づくと苦しそうだった



  「おじいちゃん!!見て!!

   ポスターできたんだ!!

   こんなに大きく顔が載ってるよ!!



おじいちゃんは、目を開けてポスターを見てくれた



  「名前も一番前に書いてあるんだ!!

   退院したら見てね!!


やさしい目をこっちに向けてくれた



そして目を閉じた





数時間後





天国へと旅立った





後で話を聞いた



危篤になってからずっと目を閉じていて、

反応が無かったそうだ



最後の力を振り絞って

目を開けてくれたんだ





植村花菜さんの

【トイレの神様】を初めて聞いたとき

涙が出てきたのは

おじいちゃんとの思い出と重なったりしたんだな





さあ




今日は盆迎え



おじぃちゃんに教えてもらったやり方で

おじぃちゃんと、先祖のみなさまをお迎えに

家族みんなで

これからお墓に行きます





担当ですからね