5月21日(土曜日)
4月27日、白峰神宮から平野神社へ
平野神社は遅咲きの桜がいっぱい咲いてる
譜賢像
京都市上京区千本閻魔堂にあったといわれ、室町時代から知られる桜です。
普賢象とは、二本ある葉化した雌しべが、まるで普賢菩薩が象(象の牙)に乗っているように見えることから名がついたといわれています。
サトザクラの代表的品種、性質は強健で大木となる。
淡紅色の重弁の花は美しく気品がある。
松月
東京の荒川堤にあった品種とされています。花色は淡紅白色から、満開時には白色に変化します。樹形は傘型で、あまり大きく(小高木状)成長しません。
鮮やかな若芽と淡紅色の花のコントラストが美しい名花
平野妹背
平野神社の代表的名桜である。花は淡紅色で、撒房形花序。
妹背(仲の良い恋人)のように花柄の先に2つのかわいい実が寄り添うようにつきます。
京都平野神社境内にあった桜。花は紫味を帯びた淡紅色
御衣黄桜
荒川堤にあったとされ、花が淡緑色の珍しい品種です。満開時に花の中心が、紅色に変化したり紅色の線があらわれるのが特徴です。
また、御衣黄には様々な枝変わりと思われる花が報告されており、今後整理されていくことと思います。
散り間際、赤い線がより鮮明になる
一葉
東京の荒川堤にあった品種です。葉化した雌しべが一本だけつきでて見えるので一葉と呼ばれています。江戸時代から関東を中心に広く植栽されていた里桜です。関西では見られません。
代表的な里桜、性質も強健で大きく育つ
おけさ桜
京都平野神社にある桜です。
各部の形状からオオシマザクラ系の特徴が見られ、関山に酷似しています。
昔からの文献にもなく、詳細は不明です。
中央付近の花弁は立つように付く、雌しべは葉化する。
鬱金桜
東京の荒川堤で栽培されていた品種です。花が淡黄色で珍しいことから、全国で栽培されており、欧米でも好まれている品種です。花の色が鬱金色(染物)から鬱金と呼ばれています。
シャガ
(射干、著莪、学名:Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草。
学名の種小名はjaponica(「日本の」という意味)であるが、中国原産でかなり古くに日本に入ってきた帰化植物だと考えられている。したがって、人為的影響の少ない自然林内にはあまり自生しない。スギ植林の林下に見られる場所などは、かつては人間が住んでいた場所である可能性が高い。
人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生する。開花期は4-5月くらいで、白っぽい紫のアヤメに似た花をつける。花弁に濃い紫と黄色の模様がある。
シャガは三倍体のため種子が発生しない。このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えることができる。中国には二倍体があり花色、花径などに多様な変異があるという。