勝山と大野の境目にある「樫ヶ壁(かしがかべ)」 | いち市民@福井県勝山市(仮)

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地元のことも書くけれど個人のブログでやんす。

最近の私のドライブコースで、
平泉寺から九頭竜川の左岸を走って大野へ向かいます。

元々は、大野市の荒島岳ふもとの「佐開(さびらき)」集落あたりを目指して
九頭竜川右岸を走っていたのです。

右岸から眺めながら、
左岸側の高い崖がずっと気になっていました。

大野から勝山へ戻って来る道で、初めて見つけた数々・・・
県道239号線です。



勝山市と大野市の境界には、滝がありました。



荒島岳がいい感じで見えます。


もう少し走っていると、くるま。
右岸から見ていた崖の下へ・・・



何十メートルの高さでしょうか。
こんなところに、こんな断崖があったのか・・・


削ったような跡だと気がつきました。
層がはっきりしていて、そこから下は茶色い。



層の上側は、川の中で転がって角が取れたような石がたくさん。
川底だったのかな?



下のほうは、体積した泥と細かい石が混じっている。



そこを何十メートルの高さで削っている!

なんだ、ここは!!!!

なんか新しい場所めーっけ 


じっくり観察したあとしばらく走ると、看板がありました。



これは、恐竜渓谷ふくいジオパークの看板じゃないですか!



樫ケ壁(かしがかべ)。

聞いたことがあったけど、場所が分からなかったんです。
おお、ここだったのか。


説明文によりますと・・・

県道239号線(上唯野西尾勝山線)の壁倉水力発電所から
大野市花房の方向に続く高さ約50m、延長約1.2kmの断崖は、
地域の人からは「樫ケ壁(かしがかべ)」と呼ばれています。
経ヶ岳火山の山体崩壊に伴う岩屑(がんせつ)なだれによって流れ下った
岩屑なだれ堆積物で形成されている壁です。
一旦は、その岩屑なだれ堆積物が九頭竜川の河床を埋め立て、
その後、九頭竜川に大きく浸食されたものだと考えられます。




ふむ。

とすると、九頭竜川を挟んだ「樫ケ壁」と「大野平野」の高低差の違いはなぜ?
と新たな疑問が浮かびました。

九頭竜川は平野側をどこまで削ったのだろうか。
ここの九頭竜川は、平野のど真ん中を流れる川の様相とは違うんだよなぁ・・・


新たな疑問が浮かびましたが、ここまで~

壁もおもしろいし、
壁沿いから見える風景も気持ちいいドライブコースですよん。