人生の終いは?

 

北海道の高校を卒業し上京。
大学4年卒業、大工5年の見習いの後
3年の宮大工修行へ。
30歳10か月で独立。
10年経過して、株式会社小川工務店を設立。
来期40期を迎え、創業50周年を迎えるが
記念披露の開催の予定はない。
会長権限の及ばないところではあるが
ここで一息つく気はサラサラない。

現社長も賛成してくれるだろう。

 

私は今80歳。

還暦 古希 傘寿 卒寿 百寿 と、

傘寿は道「半ば」。

もう少し自分の時間と
仕事への時間を行き来したい。

 

 

2024年4月9日 何を語る。

 

私は、現場で育った古いタイプの人間。

 

そんな古いタイプの目から見た今の

工務店の現状と、

 

これから求められる工務店の姿を、

自分なりの経験を通して

 

無謀にも、ブログで、表現、方向性を

示せれば幸いと思います。

 

 

 

今迄、大工職人不足を恨み節のごとく

ボヤキ、

 

更に、若い後継者不足を、本気で、

嘆いて来ましたが、

 

時代の流れからも、

魅力的な職業選択からも、

 

遥か遠くに、離れてしまっているのが

現状でしょう。

 

只、しょうがない事ですよ。 と、

諦めないのが、このブログの主です。

 

何しろ、

日本の住宅の現状から言っても

その事を、そのまま出来ないのが

ハッキリしています。

 

それをこれから説明していきます。

 

国土交通省が出している資料を見ると

住宅事情が載っています。

 

もう、住宅は借家も入れると充分に

足りている。

 

問題は、2,867,万戸の既存木造住宅が

存在している事。

 

住宅は、

当然、月日が経てば補修、リフォーム

が、考えられます。

 

現在、木造住宅の解体の寿命は30年

と言われています。

 

本来も木造住宅を考えても、

30年が住宅の寿命では有りません。

 

何らかの事情で、解体をしている

年数なのです。

 

でも、これからは環境を考えますと

30年で解体は許されない事です。

 

国の方でも、長期優良住宅を推奨して

50年、60年使える 住宅を目指し

あらゆる問題の解決に答えて来ました。

 

が、大きな考え違いが有ります。

 

考えて見て下さい見て下さい。

 

住宅は、何も手も入れずでは、

50年、60年は使う事は出来ません。

 

修理、補修等のメンテナンスは、

必須条件です。

 

更に、リフォーム、リノベーション

等も必要です。

 

それを誰がやるのですか❓

 

何十年も住んで行けば、

住み方も変わっていきます。

 

例えば、

あなたの実家では

キッチンは窓側に向いていません❓

 

それが、対面キッチンになり、

今では、アイランドキッチンです。

 

住み方が変わっていくのが当たり前。

 

そんな時、この工事を誰がやるのです❓

 

腕の立つ技術の有る大工さんではない?

 

もう、民間だけに頼っている時期は過ぎ

国が乗り出す時期に来ていますが、

国は、動き出す気配は今のところ、

一向にありません。

 

それで、ブログの主、会長が吠える。

 

若者の皆さん!

将来に向けて、

魅力的な仕事をしませんか❓

 

小川工務店の若い大工さんは「喜々」

として、働いていますョ。

 

それはそうです、

モノづくりは、本来、人の本能の一つ。

 

本能に沿った仕事は楽しいのです。

 

楽しい現場模様を

それをこのブログで紹介していきます

ので、それも参考にして下さい。

 

チャン チャン