人生の終いは?

 

北海道の高校を卒業し上京。
大学4年卒業、大工5年の見習いの後
3年の宮大工修行へ。
30歳10か月で独立。
10年経過して、株式会社小川工務店を設立。
来期40期を迎え、創業50周年を迎えるが
記念披露の開催の予定はない。
会長権限の及ばないところではあるが
ここで一息つく気はサラサラない。

現社長も賛成してくれるだろう。

 

私は今80歳。

還暦 古希 傘寿 卒寿 百寿 と、

傘寿は道「半ば」。

もう少し自分の時間と
仕事への時間を行き来したい。

 

 

2024年4月3日 何を語る。

 

若い大工職人の数が激減している。

 

今、比較的に若い大工が活躍している

現場は、建売住宅の現場でしょう。

 

確かにココには、

若い大工さんが見られる。

 

只、最近の建売住宅は本来の住宅とは

違い、殆どがプレカットされていて、

取付工事が、主になっています。

 

まるで大きなプラモデルを作る様に。

 

これでは、大工職人の仕事だろうか、

と疑問も?

 

ほぼ、工夫、考え、知恵の出すところ

は皆無に近い住宅づくりです。

 

ですから、

同じものを作っているうちは問題ない

のですが、少し変化の有る建物だと

作業の手は止まってしまいます。

 

これは何かと言えば、

キチンと初めから大工見習の修行を

 

してこなかった為に、構造の理解が

出来ていないのです。

 

従って、同じものを

プラモデルの様に作るのは出来ますが

 

骨組にを組み替える様な

大きなリフォームは苦手としています。

 

これは、これからの大工職人の腕が

もの言うであろう大きなリフォームを

誰が、担うのか、に直結します。

 

何か、若い大工職人不足の

二重苦 三重苦の時代が来そうな

気がいたします。

 

従って、私達が少しでも先の事の心配、

感心、憂う気持ちが有のであれば、

 

本気になって、大工養成に

力を入れなければなりません。

 

そうはいっても、若い人にその気が

無いのだから、しょうがない、

 

と言うのは早計で、

 

まず、色々な媒体を使い、アピールだ。

 

考えたら、

今迄、何もアピールして来なかったし、

宣伝もしてこなかったのが現状だ。

 

もう、今となっては “手後れ”?

そんな事はない、

 

何もやらずに何が “手後れ”ですか❓

 

明日は、何が出来そうか考えて見よう。

 

チャン チャン。