人生の終いは?

 

北海道の高校を卒業し上京。
大学4年卒業、大工5年の見習いの後
3年の宮大工修行へ。
30歳10か月で独立。
10年経過して、株式会社小川工務店を設立。
来期40期を迎え、創業50周年を迎えるが
記念披露の開催の予定はない。
会長権限の及ばないところではあるが
ここで一息つく気はサラサラない。

現社長も賛成してくれるだろう。

 

私は今80歳。

還暦 古希 傘寿 卒寿 百寿 と、

傘寿は道「半ば」。

もう少し自分の時間と
仕事への時間を行き来したい。

 

 

2024年3月30日 何を語る。

 

長く続いていた、

大工見習制度の危機です。

 

国が、進める 働き改革、

 

更には、

労働基準法に照らし合わせると

 

今迄の、大工養成の大工見習い制度は

どうも、その基準に サラスと

合わないものに、なってきました。

 

労働時間、仕事内容、教える為の手間、

養成に取られる時間、

などを、考慮に入れていくと、

 

中々、一人の大工を養成していくのは

現状の工務店では、難しく

 

費用、時間を考えますと、ムリであり

難しい事になる。

 

今迄も、

見習い大工養成には積極的でなかった

工務店が、

 

更に、狭き門になるのが必須になる。

 

なぜ、工務店が積極的でなかったかは、

それなりの理由が有りまして、

 

折角手塩にかけて、養成しても、

 

今はドライな若者が多く、

5年の養成期間が終ると、さっさと

よそに行ってしまうのです。

 

これでは、育てようと思う

工務店は、無くなってしまいます。

 

弊社でも

今までに17人の大工見習を育て

ましたが、何人かはすぐに

出ていって、しまっていいます。

 

大変寂しい部分は有りますが、

それは、仕方がない事としての

割り切りが、必要です。

 

 

 

弊社も長い事、

大工養成をしてきていますが、

国が、もう少し積極的に支援を

する形が、必要 になります。

 

具体的に言いますと、

技術伝承の時間の他に

 

モラル、高度な社会常識、更には教養

に至るまでの勉強の為の機関になれば

 

建築界に身を置く職人の更なる、

質的向上が

得られると思います。

 

更に、

教える側の質的な部分の向上も

得られるのではないでしょうか。

 

国の予算付け 頑張れ!

 

チャン チャン