観ましたニコ




冒頭から、これはもう普通の映画ではないと感じました。


内容は、舞台が1970年代のメキシコで、クレオという家政婦と雇い主の一家の関係を描いた物語なのですが、
ともかく画のバランスと美しさが、際立っていました。


冒頭のシーンは、石畳みが一面に現れる、ブラシか何かで擦る音、水と石鹸の泡が流れる、そこで石畳みを誰かが洗っていると気づくのですが、そっからです。


流れた水が石畳みにたまって、その水たまりが、光の反射で周りの風景が映るのです。


この冒頭のシーンだけで音と画と時間の流れ、全てが究極であり、これは普通の映画ではないとわかりました。


アルフォンソ・キュアロン監督は本当にすごいとしか言えない。


是非冒頭のシーンだけでも見てください。眠っていた感性が、フルに目覚めます。
内容も面白いので是非。


はい以上です真顔