25歳の誕生日、4月6日に予約開始となった写真集「FLOWERING」
ご覧くださった皆様、本当にありがとうございます。
子供でも、完全な大人でもない、まるで蕾からほんの少し花開く瞬間のような、20代のほんのひと時。
この言葉をテーマに約1年半と長期間をかけ、撮影しました。
私はこうした作品を出させていただく際、タイトルの意味を「花」に例えて名づけることが多いです。(前作の書籍「BABY'S BREATH」、アンジュルム卒業の際出させていただいたムック本「Petunia」など。)
テーマをタイトルにしたく考えていく中で、シンプルなものと少し何かを通して(例えて)考えたものにしたいと思い、考えたのがまずは「MOMENT(瞬間)」
シンプルに、意味が一目見て伝わるように。
そしてもう一つが「FLOWERING(開花)」
自然と花に例えて考えている自分がいました。
20代の一瞬一瞬を花びらが蕾から一枚一枚ゆっくりと花開く瞬間と重ね、さらに花に例え名づけるというところで、これまでの作品ストーリーと直接的には繋がりはないけれどどこか繋がっているような、環境や年齢が変わっても芯の部分は繋がっているような、そう思うとFLOWERINGがとてもしっくり来て、タイトルを決めるまでにこのようなストーリーがありました。
そもそもこの作品のきっかけとなったのが、フォトグラファー大辻さんが作品撮りをしませんか?とお声をかけてくださり、そこからFLOWERINGが誕生しました。
せっかくこんなに貴重な機会なのだから新しい挑戦と、日頃の活動とは別の角度から取り組みたいと思いました。
まず新しい挑戦というのが、水着での撮影です。
水着撮影となった瞬間にいやらしいイメージになることがなんだか嫌だなと感じていて(水着自体は大好きで、毎年夏になるとどんな新作が出ているのかワクワクしながらチェックします。水着もファッションとして楽しんでいるので、その楽しさも表現したいという思いがありました。)、そのイメージは自分の中にもあり、水着撮影というのはこれまで抵抗がありました。
このイメージを自分を通して取り除きたいと思い、挑戦しました。さらに今回の撮影チームで撮影をすることで新しい形、見せ方ができるという自信がありました。
ブランドもそうですが、私は何かを作る上で必ず意味や思いを持って作り、お届けしていますが、見てくれた人自身のそれぞれの感覚や思いも楽しんで欲しいという思いがあります。
なのでつい背景が後出しになってしまうのだけど🫠
この写真集への感想も本当にあたたかい言葉をたくさんいただき、こうした背景もお伝えする前にすでに作品を通して思いがそのまま伝わっている方もいて、驚きや嬉しい気持ちでいっぱいです。
そして日頃の活動とは別の角度から というのは、私の活動の中心、ディレクターを務めるPoFFでは本当に隅から隅まで自分で考え、発信しています。
デザインから撮影イメージ、キャスティング、イベント時期や内容、Websiteに関してもサイトイメージ、写真順番から文章、SNS投稿内容(文章言葉遣いもブランドイメージの一つなので重視)などなど、とにかく全てです。
そしてこれら全てが心から大切で楽しく、もちろん大変なことも山のようにありますが、PoFFのペースで、一緒にPoFFを作ってくださるチームの皆様と、お客様に支えられ、作り上げています。
今回の写真集に関しては、ブランドディレクターの時のように全てを自分で決めるではなく、フォトグラファー大辻さん、スタイリスト梅田さん、ヘアメイク山口さんの世界観に飛び込みたいという思いで撮影しました。
大辻さん、梅田さん、山口さんへの絶対に素敵な、最高な世界観になるという信頼と、本になることでアートディレクターの山崎さんの世界観が加わり、さらに出版はアンジュルム時代からお世話になっているイマジカインフォスさんの安心感と、普段は撮影イメージ等自分で決めることが多い中、新しい自分を私自身も見ることができ、この写真集を見てくれる人たちへも伝わっていたらすごく嬉しいです。
毎回の撮影がとても刺激的で、このチームで作り上げた作品を早く見てもらいたいと毎回撮影が終わるたびに思い、ついにご覧いただくことができたことを改めて心から嬉しく思います。
撮影背景、少し長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
引き続きたくさんの人へこの作品が届きますように。
写真集「FLOWERING」🌷