『対岸の彼女』角田光代著[28-37] | カツランナー もうひと花PROJECT

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38歳2児の父、京都府宇治市の市民ランナーです!
仕事や家庭と調和しながら、愛するランニングで花咲かせたい!そんな日々を綴っています。

さぁ、溜め込み読書ログのラスト!





対岸の彼女 (文春文庫)/文藝春秋
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ずっと読みたかった、角田光代さんの直木賞受賞作品です♪



女子高・女性職場・・・女性ならではの人間関係のありかたがとてもとてもリアリティを帯びて描かています。



実は子供が生まれる前に読んでいたのですが、僕の心境も不安定だったため、少ししんどくなってしましました(笑)



しかし、産まれて落ち着いてからじっくり読んでみると・・・


女性の人間関係のことを「ドロドロ」とか「息苦しい」とか、そんな一言で片づけるのは違うんだなって思いました。



たしかに輪からあぶれる恐怖から役割を演じる息苦しさは男性以上にあるようですが・・・



それと上手に付き合いながら、自分の思うように生きていく突破口はちゃんとある!もちろん簡単ではないけれど。



多くの厳しい現実と、ほんの少しの希望・・・


厳しくも優しい物語でした。