『動じない』藤平信一・王貞治・広岡達朗著[28-33] | カツランナー もうひと花PROJECT

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38歳2児の父、京都府宇治市の市民ランナーです!
仕事や家庭と調和しながら、愛するランニングで花咲かせたい!そんな日々を綴っています。

マスオさんの読書ログラッシュマスオ鉄拳制裁




一旦ラストです♪



動じない。/幻冬舎

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先日・・・


でなく「ついさっき」ですね(笑)



合氣道の藤平光一さんの本を何冊か読みました。


そこで、王貞治さん・広岡達朗さんはじめ、野球界の超一流選手も合氣道を習っていたという記述がありました。



検索してみると、その藤平光一さんの息子さんで後継者の藤平信一さんが王さん・広岡さんと対談している本がありましたひらめき電球




まず感じたのは、藤平信一さんが「偉大な人の2世」にありがちな傲慢さを一切感じさせなかったことです。


大抵な偉大な人は息子に過度な期待をかけ、やたら厳しくしたり自分のやり方を押し付けたりしがちですね。偉大な業績を残すことと人を育てることは全く違う能力なのかもしれません。


そういう意味では光一さんは人を育てることに非常に長けた方だったのでしょう。



息子の信一さんに対しても、厳しく叱ることももちろんあったものの、息子の氣が落ち込まないように、タイミングや言い方に注意を払っていたそうです。


感情をちゃんとコントロールできる人しかできない業ですねニコニコ




本題に戻りますが、超一流になるための条件は、どうやら強い緊張感と無駄な力を一切抜いたリラックス状態という一見すると相反する要素であるようです!



野球で言うと、昔は今の様に打者にヘルメットはあてがわれていなかったので、頭に当たれば命にかかわる状態だったそうですが、そのいわば極限状態に居続けることで選手は氣の強さを身につけていったそうです!


もちろん、そのなかでガチガチになってしまっては力が発揮できるはずもないので、極限状態の中でのリラックスこそが超一流の証となるようです。




あと、印象的だったのは、王さんが「プロ野球選手が楽しむという表現をしているのには違和感を感じる。昔の侍であれば常に命がけの状態にあるのに」とおっしゃったことでした。



「仕事に命を懸けろ!」


そういえば前の仕事の上司に言われたことがありました。



そのときは正直言って「そんな馬鹿な」という気持ちでした。そんな張りつめては逆にガチガチになってしまうわけで・・・。


だけど少し考えが変わりました。


つまりは「命がけの状態でリラックスする」ことこそが自分の力を最大限発揮するのでしょうね。




ランニングに対して「命懸け」なんて言ったら馬鹿にされること必至なので口には絶対に出しませんが(笑)、もしかしたらここ一番に強い選手はそういう気持ちで走っているのかもしれませんねひらめき電球