こんにちは、
ようやく、春めいて、来ましたねえ。
お出かけの方も多いでしょうね。
お気を付けて、良い1日をお過ごしください。
さて、今回は、今更ですが、『α‐リポ酸』について書こうと思います。
すでに、ご存知の方も、多いでしょうから、興味のある貴女は、
読んでください。
※毎回の、下手なイラスト画で、失礼します。
やっぱり、デッサン力不足で、バランスが悪いです。
『α‐リポ酸』は、別名(チオクト酸)とも呼ばれているおり、
体内にも存在する、含硫脂肪酸で、ビタミン様物質のことです。
水溶性・脂溶性である物質『α‐リポ酸』は、(コエンザイムQ)が
米国で流行になっていた同時期に(美肌ビタミン)として
もてはやされていた原料です。
日本でも、代謝改善ビタミン(補酵素)として健康食品に添加が
されています。
『α‐リポ酸』は、1940年に細菌の発育促進が確認されて、
その後、牛の心臓から、初めて精製されました。その量は、
牛の心臓10トンから、わずか0,03gだったそうです。
現在は、合成で作られています。
(コエンザイムQ)が、流行る中、(美肌ビタミン)である
『α‐リポ酸』は、も同じように出回る予定でした。
何社かの、化粧品メーカーは、既に開発を手がけていましたが、
平成16年12月28日に事件が、起こりました。
某化粧品メーカーが、厚生労働省に『α‐リポ酸』は、
医薬品の成分ですか?と、問合せしてしまったため、厚生労働省が、
{α‐リポ酸(チオクト酸)は、医薬品である}と回答がありました。
そのため、化粧品で使用するためには、莫大な費用が、かかる
データーの提出資料が、必要となっていました。
しかし、平成19年1月9日に、厚生労働省医薬食品審査管理課より、
『α‐リポ酸(チオクト酸)』を化粧品の成分原料としての使用が、
認められました。
そして、平成19年5月24日に『α‐リポ酸』が、使用可能となりました。
また、『α‐リポ酸』は、表示名を(チオクト酸)表記されています。
化粧品としての配合量は、0,01%を上限で配合されています。
『α‐リポ酸』は、牛、豚の肝臓や心臓、腎臓、ほうれん草、トマト、
ブロッコリー、ジャガイモ、人参等に少量含まれています。
強力な、抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を中和させる
働きがあります。(アンチエイジング)
お肌の細胞を、紫外線などからの酸化ストレスから守ります。
『α‐リポ酸』は、ビタミンCやビタミンEの400倍の
抗酸化作用があります。
(含硫脂肪酸)でアンチエイジング作用があります。
その、体内での還元体が、フリーラジカルを強く、中和させる
働きがあり、お肌の細胞を紫外線から守ってくれる物質です。
『α‐リポ酸』は、体内で一部還元されて『ジヒドロリポ酸』と
なって、酸化した、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオンを
元の還元型に修復する作用があります。
『ジヒドロリポ酸』は、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオンよりも
抗酸化力が高く、これらの成分の働きをサポートしています。
『α‐リポ酸』の化粧品成分としての効能
【抗酸化】『α‐リポ酸』は、水と油の両方に溶けやすい性質を持っていて、
さらに分子が小さいため、お肌に浸透しやすい成分。
【シミ予防】活性酸素を取り除くことから、紫外線からのメラニン発生を
防ぎ、過剰なメラニンの生成を抑制する。
【シワ予防】活性酸素を取り除くことで コラーゲン の分解を食い止め、
シワの発生を予防する。
【毛穴ケア】皮脂の酸化を抑え、お肌のダメージや、メラニン生成を抑制し、
毛穴の目立ちを改善する。
【ニキビ予防】皮脂分泌が増殖を抑えて、活性酸素を取り除くことで
炎症を抑え、ニキビを予防する。
以上が、『α‐リポ酸』(表示名称 :チオクト酸 )の概要です。
今回は、この辺で…
失礼しました。