今日わぁ、
もうすぐ、4月が、来ようとしていますが、
まだまだ、寒さが、厳しいですね。
本当に、体調には、気をつけてくださいませ。
さて、今回は、化粧品における『ノンアルコール』について、
書こうと思いました。
と言うのは、ここ数年より、発送物の、表示記載内容が、
具体的に、記載しないといけないようになっているからです。
(アルコールの場合は、4%未満)と明記しないといけないようです。
(ノンアルコールの場合は、アルコール無し)と明記しないと
いけないようです。
あと、(スプレイ缶無し)などの明記が、必要となっています。
面倒だと、思いますが、仕方ないですね。
※今回も、下手なイラスト画で、失礼します。
何か、泥臭い感じになってしまいました。
反省です。
では、本題の『ノンアルコール』について、書きますが、
その前に、先ずは、『アルコール』とはについて書きます。
『アルコール』とは、化学的に表現すると分子中に(OH、水酸基)を
持つ(有機化合物)です。
※【水酸基(すいさんき)】とは、1つの酸素原子に、1つの水素原子が、
結合した1価の基(OH=記号)ヒドロキシル基ともいわれる
金属の水酸化物、酸素酸や、アルコール類に含まれるもの。
【水酸基】1個を持つ『アルコール』は、(CnH 2n +1 OH)と
表されて、nの数によって特色や性状が、異なります。
例えば、ビールやお酒の『アルコール』は(エタノール)と
呼ばれています。
(収れん化粧水)や、(育毛剤)などで、使用されている『アルコール』は、
この(エタノール)のことです。
(エタノール)は、常温で液体です。
また、同じアルコール類でも、『セタノール』と呼ばれる、石鹸や、
クリームの油分として使用されています。
『セタノール』は、常温では、固体です。
お酒や化粧品には、『エタノール』が、使用されていますが、
アルコール類には、『メタノール』と呼ばれる、毒性も強く、
『メタノール』を飲むと、失明などの障害を起こすものもあります。
勿論、『メタノール』は、食品や化粧品には、使用できません。
ということで『アルコール』と一言でいっても、多種多用のものが、
あるということです。
では、本題の『ノンアルコール』ことについてですが、
『アルコール類』の中でも、(水酸基)を2つ以上持っている
『多価アルコール』と言われているものがあります。
この、『多価アルコール』は、保湿剤で多用されています
(グリセリン)や(1.3ブチレングリコール)などのことです。
ということで、化粧品の中でも『ノンアルコール』で
(アルコールが入っていません)と表示しているものがありますが、
(成分表示)をみると(グリセリン)や(1.3ブチレングリコール)などが、
配合されているものがあります。
ですので、『ノンアルコール』とは、という意味は、
『ノンエタノール』(エタノールが入っていない)ということです。
【多価アルコールの概要】
『多価アルコール類』(グリコール)
分子中に2個以上の(ヒドロキシル基)持つ『アルコール』
水に良く溶け、皮膚に馴染みやすい液状の物質で、化粧品の保湿剤として
用いられている。
(グリセリン・プロピレングリコール・1.3ブチレングリコール(BG)
・ポリエチレングリコール・ソルビトール・キシリトールなどの
糖アルコール類も『多価アルコール』に属している。
化粧品・乳液・クリーム・シャンプー・リンスなどに保湿剤として
配合されている。
以上
ですので、収れん化粧水や育毛剤、シートマスクなどは、
『エタノール』が、配合されているため、『アルコール入り』と
いうことです。
『エタノール』は、お肌の敏感な方は、ご使用には、注意が
必要です。特に、この時季は、一番、気を付けた方が良いですね。
今回は、この辺で…、
失礼しました。