今日わぁ、
3月も、あと、僅かとなりましたが、皆さんは、お変わりありませんか?
季節の変わり目となりますので、お肌のケアには、充分ご注意ください。
ということで、今回は『ランゲルハンス細胞』について書こうと思います。
ご存知の方も、あると思いますので、興味のある貴女は、読んでください。
※毎回の、下手なイラスト画で失礼します。
本当に不器用なので繊細な技量がありません。
さて、私たちの、お肌や、全身を覆っている皮膚(表皮内)は、体の最大の臓器と
言われています。
体の内部の、生命活動を守るという役割を担っています。
中でも、対外物質(異物)の侵入や、外部環境からの、刺激や障害から
体を保護する、バリア機能の役割が、皮膚の役割としては、一番重要と
いわれてきました。
従来では、異物(微生物等)の侵入に対して、皮膚のPH(弱酸性)や
角質細胞層の成り立ち、
※(ブロックを積み重ねたような固いケラチン・アミノ酸などの層)
または、表皮の(バリア機能)などが、注目されてきましたが、
皮膚の(生理機能)の研究が、進むにつれて、
『ランゲルハンス細胞』の働きが、再注目されてきました。
この『ランゲルハンス細胞』は、お肌(表皮内)に分布しており、
(表皮内)の全細胞の2~4%を占めています。
皮膚には、お肌の水分を保持したり、物理的な(第二のバリア機能)と
して形成している『ランゲルハンス細胞』が、皮膚の(皮膚内)に
存在します。
『ランゲルハンス細胞』は、表皮や、口腔・食道・膣・真皮・毛包・
脂腺・リンパ節・胸腺などにも、認められています。
また、『ランゲルハンス細胞』は、体の、前駆細胞(幹細胞から、
発生し、体を構成する(最終分化細胞)へと分化することのできる細胞と
言われている。)は、骨髄で作られて、骨髄から表皮に移動して
くる細胞です。
この『ランゲルハンス細胞』の役割は、皮膚に、侵入してくる
微生物などの異物(抗原)の情報を、T-リンパ球 に伝えて、
T-リンパ球 に、その異物を排除するよう認識させる役割を
果たしています。
T-リンパ球 は、その情報に基づいて活動して、異物を排除すると
いうことです。
簡単に、言いますと『ランゲルハンス細胞』とは、対外物質から、
体を守る、警備員(ガードマン)であるということです。
ですので『ランゲルハンス細胞』の情報伝達が、滞れば、微生物などの
異物は、排除されずに侵入を許して、皮膚や体内の健康的な営みが、
損なわれてしまいます。
ということで『ランゲルハンス細胞』は、老化した皮膚では、
その数の低下が、確認されており、また、紫外線によっても、
皮膚内の情報提示能力が、弱まっていることが、某、大手化粧品
メーカーなどでのも臨床実験で検証されています。
※化粧品メーカーS社での『ランゲルハンス細胞』の
臨床データーです。老化に伴い、『ランゲルハンス細胞』が
減少している図(緑色の部分が、ランゲルハンス細胞)です。
ですので、日中の内的・外的の刺激や、ストレスによって、
お肌が、ダメージを受けることで『ランゲルハンス細胞』が、
増えなくなるということです。
ということで、日頃の、スキンケアが、重要であることは、否めません。
では、『ランゲルハンス細胞』の減少に伴い、肌荒れ・毛細血管の拡張・
炎症には、対応成分としては、
(緑茶抽出エキス・グリチルリチン酸ジカリウム・キシリトール)などを
配合した美容液などです。
免疫改善としては、免疫賦活作用や、制ガン作用を持つ成分である
(βーグルカン{キノコ類などに由来するもの})が、対応成分といえます。
そして、老化防止として、最重要なのが、保湿・美白・シワ・ハリの
改善であると思います。
対応成分としては、(グリセリルグルコシド)で、
保湿効果や脂肪燃焼、ターンオーバー促進、メラニン生成の抑制、
うるおい、ハリのある、お肌へと導きます。
また、シミ予防や美白対応成分としては、
(アスコルビルグルコシド)で、チロシナーゼの活性を阻害することで、
メラニンが、過剰に作られるのを抑制し、シミを予防が期待できます。
ということで、当たり前ですが、日々の、スキンケアが大切であると
いうことです。
今回は、この辺で…
失礼しました。