お早うございます。

 

お正月も過ぎて、早、1月の半ばとなりましたね。

 

元旦の北陸地方の地震には、本当に、驚愕する、恐怖を感じました。

 

被災に合われた皆さんには、本当に大変だと思いますが、

 

頑張ってほしいと思います。

 

さて、今回は、前回に書かせてもらった通り、『APPS』について

 

書こうと思います。

 

また、併せて、この時季に、効果的な成分の組み合わせについても

 

書いてみようと思います。

 

では、『APPS(アプレシエ)』とは、親水性脂溶性両方の性質を

 

持つビタミンC誘導体のことです。

 

表示成分名(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)と呼称されます。

 

以下、(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)名で、書いていきます。

 

この、(バルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)は、

 

親水性のビタミンC誘導体である、(アスコルビルリン酸Na) に

 

油溶性の高級脂肪酸である(パルミチン酸)を付加することにより、

 

親油性を兼ね備えた(両親媒性)のビタミンC誘導体ということです

 

パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)が、皮膚に吸収されると

 

バルミチン酸とリン酸Naが、効率よく外れて、ビタミンCとして

 

働きをします。

 

要は、一つの分子内に、水と馴染みやすい、性質(水溶性)を持つものと

 

油と馴染みやすい性質(油溶性)をもつ両親媒性ビタミンC誘導体の成分と

 

いうことです。

 

皮膚内に、浸透しやすく、浸透後は、皮膚内で、広がりやすい

 

特徴を持った成分です。

 

 

 

また、医薬部外品への配合は、認められていないため、化粧品のみの

 

配合が許可されている成分です。

 

 

※毎回、下手なイラスト画で失礼します。

 今回は、白粉を塗りたくっているみたいになって

 しまいました…

 

 

(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)の特性について

 

 皮膚の角質層は、ラメラ構造をもっているために、油に溶けやすい油溶性の

 

 成分の方が、バリアを通過しやすく、内部に吸収されやすい構造に

 

 なっています。

 

 また、逆に真皮層の、水分量は、70%といわれていて、皮膚内に

 

 吸収された後は、逆に水溶性の成分の方が、皮膚内で、広がりやすい構造

 

 なっています。

 

 (パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)は、油溶性水溶性の性質を

 

 併せ持つ、(両親媒性)の成分のため、皮膚に吸収されやすいだけでなく、

 

 皮膚内部にも、広がって効果を発揮する働きがあります。

 

 そのため、(進化型ビタミンC誘導体)、(高浸透型ビタミンC誘導体)と

 

 よばれています。

 

他、(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)は、メラニン色素の色を

 

薄くする働きや、美白効果以外にも、毛穴やニキビへの、効果も

 

期待できる成分です。

 

また、シワ・タルミの改善が、期待できる、コラーゲンの産生を

 

促進させる働きもある、マルチ美肌成分であるということです。

 

 

 

 

 

また、(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)は、


皮膚科でも、シミ治療に使用されている成分で、お肌の炎症や乾燥の

 

原因となる活性酸素(ヒドロキシラジカル)の発生を抑えることで

 

炎症による、メラニン色素の生成とヒアルロン酸分解によって

 

乾燥を防ぎます。

 

出来てしまったメラニン色素を還元し、色を薄くする効果や、

 

コラーゲン生成を促す効果があります。

 

パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)は、既存のビタミンC誘導体に

 

比べて、皮膚浸透性やビタミンCの変換率が、数倍優れている成分です。

 

以上が、(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)の概要です。

 

 

次に、この時季に(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)と、いっしょに

 

使用すると効果的な、成分は、(ナイアシンアミド〈ニコチン酸アミド〉)です。

 

(ナイアシンアミド)は、ビタミンB群の一種で、原料形態は、白色の結晶性の粉末です。

 

主に、肌荒れ改善・美白・シワの改善・生理活性等を目的とした成分です。

 

※詳しくは、私の以前のブログの(ナイアシンアミド)をご参照ください。

 

(ナイアシンアミド)の成分は、水溶性のため、化粧水やジェルにも

 

配合されています。

 

また、美白をメインのお手入れを、望まれている場合の成分は、(トラネキサム酸)です。

 

(トラネキサム酸)は、人工的に作られた、アミノ酸の一種です。

 

(トラネキサム酸)は、もともと肌荒れ改善の成分として承認されていましたが、

 

2002年に、美白の有効成分としても承認された成分です。

 

以上が、お勧めの、組み合わせ成分です。

 

この時季は、特に、スキンケアを楽しんでされるのが一番だと思います。

 

では、今回は、この辺で…

 

失礼しました。