５０代女性の患者様です。インプラント治療を希望されて来院されました。右上臼歯部に欠損が認められますが、上顎洞までの距離が非常に少なく難易度が高い症例です。また、左上臼歯部のブリッジも３番４番６番が既に歯根破折しているので抜歯となります。こちらの方も、上顎洞までの距離が無く抜歯後のインプランなので難易度が高いと思われます。左下６番の近心根が破折しているので、本来でしたら抜歯ですが患者様の希望もあり保存することにしました。
全ての治療が終了した後のパノラマレントゲンです。上顎左右臼歯部のインプラント手術は、上顎洞底挙上術を行いましたが、従来の骨移植等はしないで、患者様の血液を併用して低侵襲の上顎洞底挙上術を行いました。ですので、インプラント手術は非常に楽にすることができましたので患者様は大変喜ばれてました。また、左下６番はヘミセクションを行い、ブリッジで対応しました。
６０代男性の患者様です。色々ハイレベルな治療を行っている歯科医院を探しておられ、インプラント治療を希望されて当院に来院されました。これは、術前のパノラマレントゲンですが、右上２番３番、左上７番に歯が無いのが認められます。左上２番３番は鼻腔までの距離、左上７番は上顎洞までの距離がある程度あるので難易度は高くないですが、審美的には高度な技術が必要となります。
全ての治療を終えた後のパノラマレントゲンです。かなり長いインプラントが埋入されているのが認められるはずです。上顎骨は下顎骨に比べてかなり柔らかいので、インプラントの長さが今後の予知性にかなり影響します。当医院では、手術を行う患者様の解剖学的な勉強を相当行ってから手術しますのでこういった事が可能となります。
６０代女性の患者様です。上顎左上中切歯がグラグラするとの事で来院されました。
差し歯を外してみると、歯根が半分に割れていました。原因はおそらく無髄歯の疲労及び虫歯でしょう。
歯根の周りの骨をできるだけ破壊しないように慎重に抜歯を行いました。
この患者様は絶対に歯が無いのは無理という事ですので、抜歯即時インプラント手術を行いました。
フィクスチャー埋入直後です。
フィクチャーに仮の土台を取り付けしました。
仮歯を取り付けて数カ月おきます。
数か月後、フィクスチャーが骨と結合しているのを確認しました。
本番の土台をフィクスチャーに取り付けました。
セラミックを取り付けて終了しました。
裏から見ても綺麗ですね。
６０代女性の患者様です。インプラント治療を希望し当院へ来られました。部分入れ歯を装着されていたのですが、装着感が悪く、しっかり咀嚼できないとのことでした。以前に他の医院で治療された歯も悪くなっていると思うとのことで、それらも含めて全て治療を希望されました。歯周初期治療を行いながら精査していきますと、特に歯の神経が無くて補綴処置を銀でされてる歯が悪くなっていて保存不可能の歯が４本ありました。他の歯は全顎歯周外科処置と補綴治療を行い、保存することができました。最終的には９本のインプラントを行うことになりました。
全ての治療を終了した時点でのパノラマレントゲンです。上顎のインプラントは上顎洞までの距離が比較的認められたので、ソケットリフトテクニックを用いて少しだけのサイナスリフトで済みました。下顎のインプラントも下歯槽神経までの距離が比較的認められたので、オトガイループだけ気をつけながら手術を行いました。患者様は違和感も全く無く、発音も咀嚼もすごく良くなったと大満足されております。
ヒーリングアバットメントというインプラントの仮の土台を装着した状態です。この上に、付いていた仮歯を外しました。
フィクスチャーにインプレッションコーピングという上部構造作製の為の型取り用の装置を付けた状態です。インプラントが精密に平行に埋入されているのが確認できますね。
フィクスチャーに何も付けていない状態です。歯肉に炎症がなく、親和性が高いのが認められます。
フィクスチャーにアバットメントという土台を装着した状態です。
アバットメントにセラミックの歯を取り付けた状態です。非常に自然な感じに仕上がっていますね。
