こんにちはグッドジョブ福岡の崎田です

先日買い物の帰りに電車の待ち時間があったので

本屋に寄りました。ものすごく興味をひかれるタ

イトルがあったけど荷物がたくさんだったので泣

く泣くその日はあきらめました。本は好きですが

少し読んでみないとあまりにもつまらなかったら

胸を掻き毟りたくなるくらい悔しいのでかなり慎

重に選びます。ここまでしてつまらない時は諦め

るしかありませんがこの前買ったのは松永弾正の

事が書いてある本です。将軍殺害・大仏殿焼き払

い・主君への謀反ですがなんといっても印象的な

のは最期です。切腹の後に家臣に命じて自分の首

を火薬を詰めた「平蜘蛛の窯」とともに爆破させ

て粉砕しています。平蜘蛛の窯はまるで蜘蛛がは

いつくばっているように見えることからこの名前

がついたようです。茶人としても有名な松永弾正

の所有品であれば信長が何度も所望するのもわか

るような気もしますが一説には現存するいう説も

あり博物館に「平蜘蛛窯」としてあるそうですが・・

作り上げられたイメージからすれば粉砕されてい

るのではないかと思います。信長に降伏の際に

「九十九髪」(つくも)という茶入れ名刀を献上

していますが今に必ず取り返してやると罵ったそ

うです。とても激しい性格ですがとても魅力的で

す。しばらくは神妙に信長に仕えて心証をよくし

た弾正ですが武田信玄・本願寺顕如が連携をとり

反信長の活動が活発になったとみてとるや反旗を

翻しています。これは失敗してしまうのですがま

たも許されるのですから不思議です。信長自身も

後に将軍殺し・比叡山焼き討ちをしているので一

種の畏敬の念を抱いていたのでしょうか。ですが

大仏殿の焼き払いはルイス・フロイスの日本史に

よるとこの出火は三好方のキリシタンによるもの

であったという記述があるようです。そして松永

弾正と三好氏は敵対関係にあったのでどうやら大

仏殿の焼き討ちは彼の仕業ではないようですが戦

国ゴシップでした。