今の私は

子供がいるかいないかだけに

人の価値をおいている


母は私の年代のとき

どんな価値観だっただろう?


少し考えてみた


母は子どもを産んだことに

やけに誇りを持っていた


子どもを3人産んだ


男の子も女の子も授かった


産み分け法で

かなり頑張って

産んだらしい


子どもがいない女性に対して

「あの人はキレイだけど

子どもがいないから可哀想」

と母はよく言っていた


子どもがいるかどうかで

その人を決めつけるような言い方


子どもがいることが

勝利であるかのような言い方


マウント


でもよく考えると

母は結婚に失敗しているし

仕事もイヤイヤしていた

キレイでいることも諦めていた


子ども以外に自分の望みが叶ったものは

なかったように見えた


だから子どもがいることが

母にとって全てだったのかも


子どもにすがりついていたのかも


でも


そんな母も

最近は

当時と考えが変わってきている


「子どもなんて産まなきゃ良かった」

と少し前につぶやいていた


成長した子ども

(=私たち兄妹)は

全く母の思い通りにならなかった


特に私は

全く母の思い通りにならなかった


だから

あてつけにそう言っているのかもしれない


母は子どもに期待しすぎていた


自分の人生を大逆転させてくれるものを

子どもに期待していた感じがする


子どもの私からすると

母の人生なんだから

自分で幸せになってねと言いたい


人の価値って

一体何なのだろう?