営業さんにお会いしてみると

ニヤけた表情と視線に

生理的な拒否反応が起こった


他の女性にとっては

なんの問題もないかもしれない


でも私にとっては

理屈に関係なく

無理だった


ただ

せっかくここまで

来ていただいている


一時間だけ

愛想良く頑張ろう

と自分を奮い立たせた


近場のカフェに入って

お話をしていると


営業さんは

私の一人暮らしの住まいについて

ストレートに質問してきた


私がこれまで住んできた地域


何故その地域にしたか


マンションの広さ


築年数


家賃


何年住んだか


次はどこに住んだのか


などなど



。。。



住まいの調査が

続く続く


よく遠慮もせず

初対面の人に

ここまで聞けるものだ


無礼な人だな


これまでの住まいから

私がどれぐらいの経済レベルで

どんな生き方をしてきたのか

アセスメントしているよう


気分悪い


しかし

そんなことを聞かれても

正直に答えるはずはない


一人暮らしした最初だけは

自分で借りたマンションだったけれど


あとは

当時付き合っていた彼氏の

マンションに住んでいた


私では住めない地域の

お高いところ


だから

マンションの詳細は

全く言わない


地域は正確に言うけれど

あとは

「築年数は古いですし、狭かったんですよ」

とゴマかした


そして次に

彼は私の職歴について

聞いてきた


これまた、私は

のらりくらりと交わして行く


まさか

メンタルやられて

病んでいました


と正直に言えるはずはない


それにしても

彼は本当に営業マンなのか


相手の気持ちを乗せずに

商品が売れるの?


まぁいいか


さて


50分が経った


私は

ポットに残っている紅茶を

カップに注いで飲み干した


彼のコーヒーも既に空


私は時計を見る素振りをする


「そろそろ行きましょうか」

と彼が言うので


「そうですね」

と言ってお店を出る


よし


いざ解散!


この時を待っていました!


















 

 

 



 

 

 


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